韓龍雲
韓 龍雲(ハン・ヨンウン、かん りゅううん、朝鮮語: 한용운、1879年8月29日 – 1944年6月29日)は、朝鮮の詩人、僧侶。独立運動家。幼名は裕天(ユチョン、유천)。字は貞玉(チョンオク、정옥)。号は萬海(卍海)(マンヘ、만해)。死後の戒名は奉玩(ボンワン、봉완)。本貫は清州韓氏[1]。 人物忠清南道洪城郡生まれ[1]。父の韓応俊は官吏として甲午農民戦争を討伐する立場にあったが、龍雲は家を出て東学党員となった後、仏教に関心を深めて1904年に出家した。1918年仏教雑誌『惟心』を発行。1919年の三・一独立運動のとき韓国仏教界を代表して独立宣言に署名し、3年間入獄した後、1931年に『仏教』誌を編集。 論著に『朝鮮仏教維新論』『仏教大典』『朝鮮独立の書』などがある。代表作の詩集に『ニムの沈黙』があり、タゴールに影響された口語詩で、韓国近代文学史において、重要な位置を占める。小説に『黒風』、『薄命』などがある。また、現代韓国の詩人高銀による『韓龍雲評伝』(1978年)がある。 脚注関連文献
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