関勉
関 勉(せき つとむ、1930年11月3日 - )は、コメットハンターとして知られる、日本のアマチュア天文家。高知県高知市出身。独学で天文学を学んだ。 人物・来歴1948年、C/1947 V1 本田彗星、C/1948 V1 日食彗星(俗にいうマックガン彗星)の影響で彗星に興味を持ち、1950年から彗星捜索を始める。一時挫折したものの、その後も観測を続けた結果、1961年10月11日に初めての彗星である「関彗星」を発見。その後、計6個の彗星を発見しているが、特に1965年の池谷・関彗星は、肉眼でもはっきりと見える彗星として日本に天文ブームを巻き起こすきっかけとなった。ほかにも多数の周期彗星を再発見している。 1970年代に高知市内の明かりを避けるため1973年から芸西村に観測所を設け、1981年からは現在まで高知県立芸西天文学習館内の施設「芸西天文台」として稼働している。天文台の60cm望遠鏡は五藤光学研究所社長で関と同郷の五藤斉三が贈ったものである。東亜天文学会では彗星課長を務め、2010年からは第9代の会長を務めた。 その後は、小惑星ハンターとして個人として223個、自身がリーダーを務める芸西天文台の観測者チームで2個(どちらも2021年現在)を発見しており、数多くの日本のもの(地名、人名から漫画にまで及んでいる)にちなんだ命名を行っている。クラシック・ギターの愛好家でもあり、ギターがらみでフェルナンド・ソル、フランシスコ・タレガなど、クラシックギター奏者らにちなんだ命名も行っている。 受賞歴以下のほか、彗星発見の度に日本天文学会より天体発見賞を受賞。
出演したテレビ番組
著書・執筆
脚注注釈・出典
外部リンク
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