長房町
長房町(ながぶさまち)は、東京都八王子市の町丁。丁番を持たない単独町名で、住居表示未実施区域である[1]。郵便番号は193-0824(八王子西郵便局管区)[3]。町名の読みは、行政上は「ながぶさまち」だが[1][3]、一般的には「ながふさまち」の読みが使用される。大規模都営団地である長房団地がある。 地理八王子市西南部に位置し、南浅川の北側に広がる丘陵地帯である。東で横川町、西で廿里町、南で千人町・並木町・東浅川町、北で横川町・城山手・元八王子町と隣接する。 1927年(昭和2年)に、縄文時代後期の遺跡である船田石器時代遺跡が発見された。 地価住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、長房町1431番2の地点で9万9,500円/m2となっている。[5]。 長房団地長房団地は、1962年(昭和37年)から1976年(昭和51年)にかけて建設された、約3,600戸の都営団地である[6]。都内有数の大規模都営団地であり、都営長房団地とも呼ばれる。 長房団地の場所は、1944年(昭和19年)4月に戸山から東京陸軍幼年学校が移転し「建武台」と名付けられた[7]。東京陸軍幼年学校は1945年8月2日、八王子空襲の標的とされ焼失[7]、同年8月15日の敗戦に伴い廃止され解散した。その跡地に長房団地が建設された[7]。 長房団地の建設工事に先立ち、遺跡発掘調査が行われた。一時期は団地の居住人口が約2万人に達していた。 2000年代以降は建て替えが進められ、東京都を主体とする「八王子市長房地区まちづくりプロジェクト」により、八王子市内に本社を置くスーパーアルプスを核店舗とする複合商業施設の建設など、都営長房団地の再開発が計画された[8][9]。 同プロジェクトに基づき、2021年(令和3年)4月には、長房団地の敷地の一部で建て替えが完了[6]。同年4月28日には団地内に、スーパーアルプスが運営するショッピングセンター「コピオ長房[10]」がグランドオープンした[11]。 歴史沿革
世帯数と人口2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。
施設教育
郵便局・金融機関
商業福祉
公園・神社・寺院
現存しない施設史跡交通バス
道路長房町が登場する作品脚注
参考文献
関連項目 |