鉄拳タッグトーナメント
『鉄拳タッグトーナメント』(てっけんタッグトーナメント、Tekken TAG Tournament)は、ナムコより1999年に稼働された対戦格闘ゲームである。鉄拳シリーズの第4作目だが、ナンバリングは打たれず、シリーズ本編のストーリーに関わりを持たない番外作となっている。「鉄拳TT」[1][2]あるいは「TTT」と略されることが多い。 製品特徴タイトルの通り、プレイヤーは30名を超えるキャラクターの中からそれぞれ2名を選択し、タッグ戦で闘うという内容のゲーム。従来の1レバー+4ボタンに新たに「タッグチェンジボタン」を追加。このボタンはキャラクターがフリーで動ける状態であればプレイ中は常に交代させることができ、空中コンボを決めている間にも交代が可能(このシステムを利用した「タッグコンボ」というものもある)。2人とも倒す必要は無く、一方の体力を0にした時点で勝利となる。交代によって後ろに下がっているキャラクターの体力は、受けたダメージの量により上限があるが少しずつ回復する(回復可能な範囲は赤いゲージで表現される)。旧作からいくらかのキャラクターが復活し、キャラクター数はかなり多い。 お祭り的な内容のゲームであるため、メインストーリーは特に無し。主催者は厳竜(厳竜の夢という設定)[3]。 タッグモード
怒りシステム戦っているキャラが相手からの攻撃を特定回数受けると、控えているキャラの体力ゲージの枠が赤く点滅して「怒り状態」となる。怒りが鎮まるまでの一定時間は攻撃力が1.3倍にアップする。パートナーがどれだけ攻撃されると「怒り状態」になるのかはキャラの組み合わせによって違いがあり中には全く怒らない組み合わせもある[4]。 PlayStation 2版2000年3月30日には鉄拳シリーズ初のPlayStation 2用ソフトとして発売された。 こちらはSYSTEM12よりも高性能なPS2での発売ということでキャラクター・背景ともにグラフィックが一新され、グラフィックが美麗になっている。またタッグによる2人協力プレイやマルチタップを用いて4人プレイを行うことも可能。タッグバトルモードがメインだが、1対1で戦える「1on1」モードも追加されている。 家庭用鉄拳シリーズ恒例の新規オープニングムービーやエンディングムービー、プラクティスモードなども追加されている。BGMはアーケード版をベースにしたアレンジ曲で刷新され、アーケード版オリジナルのBGMは未収録となっている。 PS2版ではアーケード版では使用できなかったアンノウンが使用可能。アンノウン使用中はR3ボタンを押すごとにモーションがランダムで入れ替わる。 また、鉄拳キャラクターを使ったボウリングが行えるミニゲーム「鉄拳ボウル」モードが搭載されている(詳細は後述)。 国内版はインターレース表示によるジャギーやフリッカーが目立ったが、海外版はフィルタリング処理により、ある程度軽減されている。韓国版はタイトル画面のロゴ表示が一回り小さくなり、バックにファランとベクのイラストが挿入されている。 『鉄拳ハイブリッド』の公式サイトによると、全世界累計販売本数は436万本。 PlayStation 3版今作をHD化した『鉄拳タッグトーナメント HD』、3DCG映画の『鉄拳 BLOOD VENGEANCE』、その映画に登場するキャラクターに焦点を当てたアーケード版最新作の特別版『鉄拳タッグトーナメント2プロローグ』を1枚に収録した『鉄拳 ハイブリッド』が2011年12月1日に発売された。通称『TTHD』[5]。 登場人物これまでの『鉄拳』『鉄拳2』『鉄拳3』に登場したキャラクターのほぼ全てが登場する。 →詳細は「鉄拳の登場人物」を参照
鉄拳ボウルPlayStation 2版に搭載されたミニゲーム。本編と同じように二人でペアを組み、それぞれがボウリングの1投目と2投目を投球する、往年の「スターボウリング[要曖昧さ回避]」を彷彿とさせる内容となっている。パワーファイターの方が投球威力が強いが、その代わりにコースが合わせにくいという特徴がある。またジャック系、吉光、ブライアンの各サイボーグ系キャラクターは、投球時にレーダースコープを表示させてコースを微調整することができる。 ゲーム中には、以下のトリビアが存在する。
その他
脚注
外部リンク |