野村胡堂文学賞(のむらこどうぶんがくしょう)は、日本の文学賞。
概要
昭和を代表する作家である野村胡堂を顕彰する目的で、日本作家クラブが主催する。選考対象は前年度に商業出版された時代小説と歴史小説。ただし、実行年度より2年以内に出版され、会員の推薦を受けた作品を含む。
受賞者には賞金30万円が贈られる。『銭形平次捕物控』の作者として知られる野村胡堂は、日本作家クラブの初代会長であった。野村家当主で、野村胡堂・あらえびす記念館の館長である野村晴一が選考に協賛している[1]。
選考委員
受賞作一覧
回(年月) |
賞 |
受賞作 |
著者 |
初刊
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第1回(2013年10月) |
文学賞 |
翔べよ源内 |
小中陽太郎 |
2012年6月 平原社
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第2回(2014年8月) |
文学賞 |
サテライト三国志 |
塚本靑史 |
2014年1月 日経BP社【上・下】
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特別賞 |
高橋英樹のおもしろ日本史 |
高橋英樹 |
2014年7月 ベストセラーズ
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第3回(2015年9月) |
文学賞 |
私の愛したサムライの娘 |
鳴神響一 |
2014年10月 角川春樹事務所
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第4回(2016年9月) |
文学賞 |
闘鬼 斎藤一[2] |
吉川永青 |
2015年4月 NHK出版
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第5回(2017年9月) |
文学賞 |
吼えよ 江戸象 |
熊谷敬太郎 |
2016年2月 NHK出版
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第6回(2018年7月) |
文学賞 |
龍が哭く |
秋山香乃 |
2017年5月 PHP研究所
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第7回(2019年7月) |
文学賞 |
絵金、闇を塗る |
木下昌輝 |
2018年7月 集英社
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第8回(2020年7月) |
文学賞 |
八本目の槍 |
今村翔吾 |
2019年7月 新潮社
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第9回(2021年10月) |
文学賞 |
高瀬庄左衛門御留書[3] |
砂原浩太朗 |
2021年1月 講談社
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第10回(2022年10月) |
文学賞 |
おんなの女房 |
蝉谷めぐ実 |
2022年1月 KADOKAWA
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脚注
関連項目
外部リンク