西大宮駅
西大宮駅(にしおおみやえき)は、埼玉県さいたま市西区西大宮一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)川越線の駅。 川越線において、後年に新設された唯一の駅である。 歴史日進駅と指扇駅の間は4キロメートルと長く、地元住民は昭和40年代から旧大宮市に新駅設置の要望を出していた。当時、地域には埼玉栄高校が開校し、生徒の多くが直線距離で1.5キロメートルある指扇駅から徒歩で通学しており、踏切と県道をわたって住宅地の狭い道を通るため、学校職員による立番指導が行われていた。 一方、住宅・都市整備公団(当時)は、埼玉栄高を含む川越線北側の国道16号「西大宮バイパス」周辺地域で、1998年(平成9年)度に「大宮西部特定土地区画整理事業」を着手した。 その頃、浦和市・大宮市・与野市の合併協議および政令指定都市移行計画が難航しながらも進められており、区役所の予定地(区画整理地区)付近へ新駅を設置すると新聞などで報じられた。2001年(平成13年)5月1日に3市が合併してさいたま市となり、2003年(平成15年)4月1日の政令指定都市移行、西区役所開設の後に、ようやく新駅計画は具体化し、日進駅から西へ2.6キロメートル、指扇駅から東へ1.4キロメートルの位置での建設が決定した。当初は2007年(平成19年)度の開業を目指していたが、周辺での土地買収が遅れたため、翌年度末に延期された。 駅北側は、区画整理の進捗により2017年(平成29年)に町名地番変更が行われ、駅名と同じ「西大宮」となった[4]。駅所在地も「指扇」[1]から「西大宮」となった。駅南側では、2005年(平成17年)度に、さいたま市による「指扇土地区画整理事業」が着手されている。 年表
駅構造相対式ホーム2面2線[1]で、一部3階建ての橋上駅舎を有する地上駅である。幅6メートルの南北自由通路とエスカレーター・エレベーターを整備している。大宮駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)である[6]。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝および日中・夜間の一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3]。 単線区間に設置され、上下線の主本線だけの単純な線路配線となっており、列車交換も可能である。 みどりの窓口は設置されていないが、指定席券売機ならびに自動券売機が設置されているほか、貸ロッカー・証明写真自動撮影機・自動販売機(傘、菓子類)・NewDays KIOSKが改札内に設置されている。 のりば
当駅から川越駅以西へ直通する列車は設定されていないため、高麗川方面は川越駅で乗り換えとなる。
利用状況2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は12,099人である。 開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しないのは、年度全体の「乗車人員」を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求め、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているためである。
駅周辺当駅北側では、UR都市機構による土地区画整理事業「大宮西部特定土地区画整理事業」(Liv-Field 西大宮、2017年〈平成29年〉度完了)が行われ、町名が「西大宮」に変更された。南側ではさいたま市による「指扇土地区画整理事業」(2030年〈令和12年〉度完成予定)が進行中である。
バス路線・乗合タクシーバス・タクシー乗り場は駅北口にある。路線バスは「西大宮駅」停留所にて発着する。
隣の駅脚注記事本文出典
利用状況
関連項目外部リンク
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