薗田宗人（そのだ むねと、1933年〈昭和8年〉1月27日[1] - 2004年〈平成16年〉6月8日[2]）は、日本の哲学者・ドイツ文学者。大阪市立大学名誉教授。
来歴
和歌山市生まれ。薗田香勲の子。祖父は薗田宗恵。母方祖父は芦津実全。長兄は薗田香融、次兄は芦津丈夫、弟に薗田坦がいる。1955年京都大学文学部独文科卒、1957年同大学院文学研究科修士課程修了。和歌山大学助教授、大阪市立大学教授、1993年定年退官、名誉教授、デュッセルドルフ・日本文化センター所長、相愛大学・同短期大学学長在職中に死去。
著書
翻訳
- フルトヴェングラーとの対話 カルラ・ヘッカー 音楽之友社 1967
- 宗教社会学 マックス・ウェーバー 武藤一雄、薗田坦共訳 創文社「経済と社会」1976
- ニーチェ 1・2・3 マルティン・ハイデッガー 白水社 1976-1977、新版1986・2007
- ツァラトゥストラはこう語った ニーチェ全集 白水社 1982
- 妖精 ルドルフ・ティーク ドイツ・ロマン派全集 第1巻 国書刊行会 1983.8
- 青い花・ほか ノヴァーリス ドイツ・ロマン派全集 第2巻 国書刊行会 1983.10
- ドイツ・ロマン派全集 第9巻 無限への憧憬 ドイツ・ロマン派の思想と芸術 深見茂共編 国書刊行会 1984.8
- ドイツ・ロマン派全集 第10巻 ドイツ・ロマン派論考 深見茂共編 国書刊行会 1984.12
- 遺された断想 杉田弘子共訳 ニーチェ全集 白水社 1984
- 詩、韻律、言語についての書簡・芸術学序説 A・W・シュレーゲル ドイツ・ロマン派全集 第12巻 国書刊行会 1990.2
- ドイツ・ロマン派全集 第20巻 太古の夢革命の夢 自然論・国家論集 国書刊行会 1992.2
- ニーチェ、芸術としての力への意志 セバスティアン・ウンジン共訳 ハイデッガー全集 創文社 1992.3
- 指導と信従・若い医師のあの日 玉置保巳共訳 ハンス・カロッサ全集 第5巻 臨川書店 1996.9
- ニーチェ、ヨーロッパのニヒリズム ハンス・ブロッカルト共訳 ハイデッガー全集 創文社 1999.6
脚注
参考文献
- 薗田宗人名誉教授略歴・著作目録「人文研究」1993
