菅沼菜々
菅沼 菜々[1](すがぬま なな、2000年2月10日 - )は、東京都立川市出身の日本の女子プロゴルファーである。所属はあいおいニッセイ同和損害保険。 プロフィール
父の影響で5歳からゴルフを始める[3]、中学生時代からは坂詰和久に師事している[4]。 アマチュア時代2015年「石川遼カップジュニアゴルフチャンピオンシップ」(12歳〜14歳⼥⼦の部)優勝[5]、、2016年「東日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権競技」優勝[6]、2017年「日本ジュニアゴルフ選手権競技」(女子15歳~17歳の部)優勝等がある[7]。 埼玉県の埼玉栄高等学校卒業後の2018年、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)最終プロテストに進出し10位タイで合格[8]。LPGA90期生となる[1]。 プロ戦績2019シーズンQTランキング13位で迎えたLPGAツアーの全38試合中30試合に出場。賞金ランキングは62位で、翌2020年のツアーにフルシーズン出場できる権利(第1シード権)を自動的に得られる上位50位以内や、前半戦に限って出場できる権利(第2シード権)を得られる51位 - 55位へわずかに届かなかった[9]。ただし、「第1回リランキング[10]」で9位、「第2回リランキング[11]」で17位に入ったため、実際にはフルシーズンの出場資格を与えられた[12]。 その一方で、高校2年時の2016年夏から広場恐怖症を抱えていることを、プロ2年目(2020年)のツアー開幕直前に公表した。広場恐怖症は不安障害の一種で、公共の場や閉鎖的な空間へ身を置くたびに、不安や恐怖を感じるあまりパニック発作が起きるとされる。菅沼によれば、高校3年時に症状がいったん収まったものの、プロテストへの合格後から再発。プロ1年目に(本拠地の東京都内から飛行機や新幹線での移動を伴う)北海道・九州・沖縄開催分の試合の大半で欠場を余儀なくされたこと[9]や、服薬治療がLPGAのドーピング規定に抵触しかねないことを踏まえて、カウンセリングや自然療法で治療に努めていることも明かしている[13]。 2020 - 2021年シーズン2021年6月4日から行われた、「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」では、最終日に自身最高となる8アンダーで回り同大会のベストスコア賞を獲得し単独3位でフィニッシュ[14]。シーズンで3,584万円余を獲得し、賞金ランク47位、メルセデスランキング45位で初のシード権獲得[15]。 2023年シーズン2023年8月第2週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では2日目に単独首位に立ち、プロ入り以来初となる最終日首位でスタート。2位の神谷そらとのつば競り合いが終盤まで続き、最終18番ホールで神谷に追いつかれて-16アンダーで並ばれてプレーオフに突入。プレーオフ第1ラウンドでの菅沼はティショットのミスもありボギーでホールアウト。神谷がパーパットを決めれば神谷の優勝だったという場面で神谷がこれを外してプレーオフ第2ラウンドとなり、ここで菅沼が第2打をピン近くに落としてバーディーチャンスとなる。神谷がこのホールで第2打のミスもあってパーで終えると、菅沼はバーディーパットを落ち着いて決め、プロ入り6年目で悲願のツアー初優勝を飾った[16]。 トーナメント優勝JLPGAツアー(2)
出演テレビ番組
CM
声優関連項目脚注
外部リンク
|