花尾恭輔
花尾 恭輔(はなお きょうすけ、2001年12月20日 - )は、日本の陸上競技選手。長崎県大村市出身。トヨタ自動車九州所属。専門種目は長距離走。 経歴大学時代大学1年次2020年10月11日に開催予定であった第32回出雲駅伝は新型コロナウイルスの影響で中止。 同年11月1日、全日本大学駅伝で2区に出走し、三大駅伝初出場。1区・加藤淳から3位で襷を受けるも、区間11位と伸びず9位に後退。ただ3区以降は着実に繋ぐと、8区・田澤廉が青学大と東海大を逆転し、6年ぶり13回目の優勝を果たした。 2021年1月の第97回箱根駅伝では7区に出走。1位・創価大と1分08秒差の2位で襷を受け区間4位の走りを見せたが、差を広げられる。その後9区で創価大に3分19秒差をつけられ優勝は絶望的かと思われたが、最終10区の21km手前で逆転し13年ぶり7回目の総合優勝を果たした。 大学2年次2021年5月20日の関東インカレハーフ2部では、青学大・西久保遼に惜しくも届かず2位。 10月10日の第33回出雲駅伝では3区に出走。6位で襷を受けると順位を1つ上げた(区間4位)。だが駒澤大は4区と5区で苦戦し、5位に終わる。 11月7日の第53回全日本大学駅伝では8区に出走し、7区の田澤から1位で襷を受ける。途中青学大・飯田貴之に18秒差を追いつかれ並走状態となったが、終盤にロングスパートを仕掛け飯田を再び引き離すと、そのまま逃げ切り2連覇に貢献した。 2022年1月の第98回箱根駅伝では4区に出走。3区・安原太陽から5位で襷を受けるも区間9位と伸び悩み、6位に後退。その後、5区で順位を3つ上げ往路を3位で終える。ただ、復路で巻き返すことは叶わずトップの青学大に差を大きく広げられ、11分15秒差の総合3位(往路3位、復路9位)に甘んじた。 2月13日、香川丸亀国際ハーフマラソンの延期により、第50回全日本実業団ハーフマラソン大会に学生ランナーとして特例で出場。1時間01分37秒の自己ベストを記録した(40位)。 大学3年次2022年5月22日の関東インカレハーフ2部では國學院大・伊地知賢造に6秒届かず、2年連続で2位に終わる。 10月10日の第34回出雲駅伝では1区に出走。1位の中央大・吉居大和と9秒差の2位で2区・佐藤圭汰に襷を繋いだ。佐藤が1kmで中央大を逆転しトップに立ってからは一度も抜かれることなく、9年ぶり4回目の優勝を果たした。また、青学大の大会記録を33秒更新し大会新記録を樹立した(2時間08分32秒)。 11月6日の第54回全日本大学駅伝では前回と同じく8区に出走し、7区・田澤からトップで襷を受ける。この時点で2位・青学大とは2分27秒もの大差がついていたが、さらに突き放す。花尾は57分30秒(日本人歴代4位)の快走を見せ区間賞を獲得。2年連続で優勝のゴールテープを切り、3連覇に貢献した。 2023年1月の第99回箱根駅伝では8区にエントリーされたが、体調不良により出走できず(なお駒澤大は2年ぶり8回目となる総合優勝、及び史上5校目となる大学駅伝三冠を果たした)。 大学4年次2024年1月の第100回箱根駅伝では9区に出走し、区間5位の走りを見せた。ただ駒澤大は青学大と6分35秒差の総合2位(往路2位・復路2位)に終わり、連覇及び2年連続の三冠を逃した。 2024年1月21日の全国都道府県駅伝では最終7区に出場し、区間16位(長崎県は総合12位)。 卒業後も競技の方は継続し、トヨタ自動車九州に入部した。 戦績・記録大学三大駅伝戦績
自己ベスト関連項目
参考文献 |