経石(きょういし)は、仏教経典の文章の1字または複数の文字を黒墨または朱墨で書き写した石。「きょうせき」とも読む。また礫石経(れきせききょう)とも呼ばれる[1]。
概要
経石には、しばしば河原石などの礫石がもちいられる。経塚造営に際して仏教経典を納める一形式でもあり、近世に流行した。一字一石経[2]と多字一石経とがある。
なお、『平家物語』巻六には、平清盛が摂津国経島を築いたとき、石に経を書いてこれを埋め立てに用いたことが記されている。
脚注
- ^ 静岡県埋蔵文化財センター. “礫石経”. 静岡県. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 『一字一石経』 - コトバンク
関連項目
外部リンク