神谷 (東京都北区)
神谷(かみや)は、東京都北区の町名。現行行政地名は神谷一丁目から神谷三丁目。住居表示実施済み区域である。郵便番号は115-0043。 地理東京都北区の北東部にあり、北は志茂と、西は赤羽南および東十条と、南は東十条および王子と、そして東は隅田川を挟んで足立区新田と接している。隅田川沿岸の低地に位置しており、目立った坂道はなくほぼ平坦である。以前は工場が隅田川沿いの土地を占めていたが、現在では1社を除いて撤退し、跡地には警察署や商業施設、企業の流通拠点が入っている。 地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、神谷3-27-12の地点で45万9000円/m2となっている[5]。 歴史地名の由来元々「かみや」ではなく「かにわ(は)」と呼ばれる地域だった。旗本文書には「賀仁和村」「加仁波之郷」と表記されており、江戸時代には「神谷」で「かにわ」と読ませることが多かった[注釈 1]。隅田川あるいは荒川で蟹が捕れたことから蟹庭(かにわ)と呼ばれていたというのが通説である。曲亭馬琴は『兎園小説』や』『曲亭雑記』において、旧名梶原新田の「梶原」が「かぢはら」→「かぢは」→「かには」と転訛したものだと考察する。『南総里見八犬伝』において、犬塚信乃が村雨をすり替えられたのもこの地(「神宮」と書いて「かにわ」と読ませている)から小舟で釣りに行った際であった。1926年(大正15年)に王子電気軌道神谷橋駅が「かみやばし」の読みで設置されたことを契機に、読みも「かみや」に移行した。 沿革
世帯数と人口2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2024年度以降)[14][15]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通町内に鉄道の駅はないが、北西にJR東日本の赤羽駅、南西にJR東日本の東十条駅、北東に東京メトロ南北線の志茂駅、南東に東京メトロ南北線の王子神谷駅があり、いずれかの駅から徒歩15分の圏内である。また、北本通り(国道122号)が南北に、環七通りが東西に通り抜けていて、隣接する東十条を走るバスも含めると町内のほとんどがいずれかのバス停から徒歩数分の圏内となっている。 鉄道東京メトロ南北線が縦断しているが、町内に駅はない。 最寄駅 バス
水上バス
道路
町内に首都高速道路は走っていない。周辺のランプは川口線鹿浜橋出入口、中央環状線王子北出入口、5号池袋線板橋本町出入口。
施設都施設区施設
教育施設保育園
寺社金融機関
医療機関
商業施設
集合住宅
その他日本郵便脚注注釈出典
参考文献
外部リンク |