真木太郎
真木 太郎(まき たろう、1955年5月23日 - )は、 日本の映像プロデューサー、実業家。株式会社ジェンコ代表取締役[1]。岐阜県高山市出身。脚本家の宮川一郎は実父。 略歴早稲田大学法学部卒業。1977年に東北新社へ入社。洋画の買付や映画の製作・配給業務に従事するとともに、アニメ作品の製作にも携わる[注 1][1]。1990年に株式会社パイオニアLDCに入社し、いくつものアニメ作品の製作を手掛ける。その経験を活かし、1997年に業界では当時珍しかった作品企画・プロデュース専門会社である株式会社ジェンコを設立[注 2][1]。 人物主にアニメーション作品を手掛け、100本以上のテレビアニメや劇場アニメの製作に携わる(2018年時点)[1]。2017年にはプロデューサーに贈られる日本で唯一の賞である藤本賞を『この世界の片隅に』(第36回藤本賞・特別賞)で受賞[1]。 資金調達が難航していた映画『この世界の片隅に』の制作プロデューサーを引き受けた際、当時まだ珍しかったクラウドファンディングに目を付けて、制作にこぎ着けた[3][4]。しかし、「クラウドファンディングで制作費を調達した作品」と報道されることも多いが、それは間違いで、真木が集めたのは、パイロット・フィルムを作成するための資金である[注 3][7]。クラウドファンディングを導入するにあたり、資金調達とパブリシティのどちらが重要かという判断に迫られた時にパブリシティを選んだ真木の判断は正しかった[7]。当時真木が想定した戦略は、導入の目的をパブリシティと位置付けて、手法自体を話題にすることで出資企業を募り、製作委員会を組成するというものだった[8]。真木のもくろみは当たり、映画へ出資や配給を申し出る企業が徐々に現れていった[8]。 作品パイオニアLDC時代実写映画
オリジナルビデオ(実写)
アニメ映画
テレビアニメ
OVA
ジェンコ時代アニメ映画
テレビアニメ
OVA
雑誌
メディア出演
関連人物脚注注釈出典
外部リンク
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