白馬駅(はくばえき)は、長野県北安曇郡白馬村大字北城四ッ谷にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大糸線の駅である[1]。駅番号は「13」[報道 1]。事務管コードは▲510628[4]。
歴史
かつては長野市の南長野駅(廃駅) - 当駅間を結ぶ予定であった善光寺白馬電鉄線の計画が存在した[5]。
駅構造
単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2・3番線)、2面3線のホームを持つ地上駅[1]。互いのホームは跨線橋(階段のみ)で連絡している[1]。かつては3番線の外側(東側)に電化された留置線が1線存在したが2005年に撤去された。
直営駅であり、管理駅として白馬村に位置する4駅(南神城駅・神城駅・飯森駅・信濃森上駅)を管理している。話せる指定席券売機・自動券売機が設置されている[1]。
長野オリンピック開催決定をきっかけに1996年に駅舎の改修が行われ、それまでの箱形の外観をもつ駅舎から、北アルプスの景観に合わせた三角屋根を持つロッジ風の駅舎となった[新聞 5]。また駅舎の2階部分には改修前より登山客向けの簡易宿泊施設「エステル」が営業しており、改修後はJR東日本ホテルズの長期滞在型ホテル「フォルクローロ白馬」としてリニューアルされたが、2006年に営業を終了した。
のりば
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は271人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
白馬村の市街地の東端に位置し、周辺には図書館や役場などの公共施設、商店やホテルが駅周辺に集積、点在している。
バス路線
アルピコ交通の路線が駅前ロータリーから発着している。白馬 - 新宿線はアルピコ交通白馬営業所に発着する。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■大糸線
- 快速
- 神城駅 (15) - 白馬駅 (13) - (一部信濃森上駅 (12) ) - 南小谷駅 (9)
- 普通
- 飯森駅 (14) - 白馬駅 (13) - 信濃森上駅 (12)
未成線
※駅名は計画当時の駅名
- 善光寺白馬電鉄
- 善光寺白馬電鉄線
- 田頭駅 - 信濃四ツ谷駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f g h i j k l 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、120頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b 『東筑摩郡松本市塩尻市誌 第三巻 現代下』 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会、1965年。
- ^ a b c “駅の情報(白馬駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2020年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月3日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 長野県教育委員会『歴史の道調査報告書XVI - 戸隠道 - 』
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、210頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 諸河久 松本典久 『JRローカル線』 保育社、1994年。ISBN 978-4586508587
- ^ “白馬村の歩み”. 白馬村役場. 2015年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。 “神城駅前広場”
- ^ 「第8章 施設/2 営業用建物」『長鉄局二十年史』日本国有鉄道長野鉄道管理局、1971年3月30日、477頁。
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 36号 松本駅・穂高駅・姨捨駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年4月21日、26頁。
- ^ a b “時刻表 白馬駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月20日閲覧。
報道発表資料
新聞記事
- ^ “JR白馬駅 宿泊施設も改修、営業スタート”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 30(朝刊). (1996年12月15日)
- ^ “41人けが、全壊34棟 長野北部地震、余震70回に”. 中日新聞 (中日新聞社). (2014年11月24日)
- ^ “長靴姿で登校、大糸線が一部再開 県神城断層地震”. 中日新聞 (中日新聞社). (2014年11月26日)
- ^ “JR大糸線、全線復旧 15日ぶり、高校生ら歓迎” 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2014年12月8日)
- ^ 『信濃毎日新聞』1996年12月15日
利用状況
関連項目
外部リンク
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