田上 晃吉(たのうえ こうきち、1982年〈昭和57年〉11月25日[1] - )は、日本の俳優。鹿児島県出身。現在、フリーランス。母は女優のたぬき(田上美佐子)[2][3]、兄は音楽プロデューサーの田上陽一[3][4]、弟はサッカー選手の田上裕[3][5][注釈 1]。
鹿児島国際大学中退後、榎木孝明の付き人を経て、2002年に俳優デビュー[3]。
兄・陽一との兄弟ユニット『薩摩人・陽吉』のボーカルとしても活動。
特技は殺陣、乗馬、ラグビー。趣味はスポーツ全般、人物画を描く(イラスト)、音楽(ドラム等楽器演奏)。
2009年6月には、『歸去来〜赤トンボぶんと飛んだ〜』(紀伊國屋ホール)にて主人公・石丸進一を演じた。
来歴・人物
鹿児島を中心に活動している女優・たぬき(本名:田上美佐子)の四人の子供の二男として鹿児島に生まれる。5歳のときに、母・たぬきと、人間(晃吉)を使った腹話術をはじめた。学校や企業、結婚式など、さまざまな場所で公演している。
15歳を迎えたときに人形(晃吉)が大きくなりすぎたため、腹話術コンビは解散。これを機に俳優になることを志す。
女優・たぬき(母親)が2014年4月末期ガンになってから、演劇ユニット「劇団たぬきの親子」結成、鹿児島を中心に公演を行っている。
出演
映画
テレビドラマ
舞台
- 初雪の朝(2003年、三越劇場)
- 日はまた昇る…か?(2004年、タイニイアリス、作・演出 池田政之) - 付き人・晃吉 役
- 〜終戦60周年記念公演〜翼(つばさ)(2005年、鹿児島)(第10回平和作品公演、母親と2人芝居、自主公演)
- どてらい男(ヤツ)(2006年、南座) - 山全商店 赤木 役
- 大奥月光院物語 愛しき人(2007年、御園座)
- ジンギスカン〜我が剣・熱砂を染めよ〜(2008年、ル・テアトル銀座)
- 〜母ちゃんの歌が聞こえる〜(2009年、鹿児島県薩摩川内市) - 母との2人芝居(薩摩川内市母子寡婦福祉会主催チャリティー公演)
- 歸去来〜赤トンボぶんと飛んだ〜(2009年、紀伊國屋ホール) - 主演・石丸進一 役[17]
- 翼〜最終章〜(2010年、サンエール鹿児島) - 特攻隊員 加覧幸男 役(第11回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- シベリア(2011年、鹿児島市中央公民館) - 田上馨 役(第12回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- 知覧道(2012年、鹿児島市中央公民館) - 特攻隊員 宮川三郎 役(第13回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- 白雲を望む(2013年、青年座アトリエ公演) - 中村半次郎 役
- 原爆・・・あの日(2013年、鹿児島市中央公民館) - 清野努 役(第14回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- 大和三銃士(2013年、新橋演舞場) - 片桐且元家臣・山上泰之進 役
- 『最後の手紙』(2014年、鹿児島県民ホール) - 特攻隊員・穴沢利夫 役(第15回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- 最後の約束(2015年、鹿児島市民文化ホール・第2ホール) - 特攻隊員・佐藤明 役(第16回平和作品公演、親子共演、自主公演)
- コメディー 命が目覚めるとき(2015年、喫茶ぼちぼち)母親との二人芝居
- 紅一点(劇団たぬきの親子×みそじん、2022年9月23日 - 25日、鹿児島市中央公民館)[18]
- ※室積光が主宰する「東京地下鉄劇場」に毎年出演している。
PV
- 国税局プロモーションDVD(2008年) - 木村事務官 役
CM
- 岩川醸造『焼酎 おやっとさぁ』(2003年)
- 株式会社 LS<ライフシールド> aimemori『亡き父からのビデオレター 家族への想い』編(2012年)
- 資生堂 アネッサ『火を起こす、真木よう子』篇(2016年)
CD・書籍
- ファーストミニアルバム『薩摩人 其の一・陽吉』(2008年)
- 『女優たぬき詩集「大切なあなたへ」』(2015年)※挿絵を担当
脚注
注釈
出典
外部リンク