海州市(ヘジュし、해주시)は、朝鮮民主主義人民共和国の南西部(朝鮮半島中西部)の黄海南道の道都。水産資源、地下資源に恵まれている。ここの海岸の砂は韓国にも輸出される。
地理・気候
平壌直轄市から100kmほどに位置する。海州湾に面し、港湾都市である。北には首陽山がそびえる。
海州(1981〜2010)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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日平均気温 °C (°F)
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−3.4 (25.9)
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−1.0 (30.2)
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4.2 (39.6)
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10.8 (51.4)
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16.0 (60.8)
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20.7 (69.3)
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23.5 (74.3)
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24.9 (76.8)
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20.4 (68.7)
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14.1 (57.4)
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6.6
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−0.5 (31.1)
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—
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降水量 mm (inch)
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10.4 (0.409)
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24.1 (0.949)
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28.9 (1.138)
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57.6 (2.268)
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107.4 (4.228)
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128.8 (5.071)
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327.2 (12.882)
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257.3 (10.13)
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143.6 (5.654)
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51.6 (2.031)
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40.1 (1.579)
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16.9 (0.665)
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1,193.9 (47.004)
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出典:気象庁[1]
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海州 1961 - 1990年平均の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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日平均気温 °C (°F)
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−4.8 (23.4)
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−2.6 (27.3)
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2.8 (37)
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9.9 (49.8)
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15.6 (60.1)
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20.0 (68)
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23.6 (74.5)
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24.7 (76.5)
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19.7 (67.5)
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13.1 (55.6)
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5.7 (42.3)
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−1.6 (29.1)
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10.51 (50.92)
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出典:World Climate Haeju, North Korea[2]
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行政区画
26洞・5里を管轄する。
- 結城洞(キョルソンドン)
- 広石洞(クァンソクトン)
- 広河洞(クァンハドン)
- 九済洞(クジェドン)
- 南山洞(ナムサンドン)
- 大谷洞(テゴクトン)
- 龍塘洞(リョンダンドン)
- 芙蓉洞(プヨンドン)
- 四美洞(サミドン)
- 山城洞(サンソンドン)
- セゴリ洞(セゴリドン)
- 西艾洞(ソエドン)
- 石美洞(ソンミドン)
- 石川洞(ソクチョンドン)
- 仙山洞(ソンサンドン)
- 乗馬洞(スンマドン)
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- 養士洞(ヤンサドン)
- 陽地洞(ヤンジドン)
- 煙霞洞(ヨナドン)
- 栄光洞(ヨングァンドン)
- 玉渓洞(オッケドン)
- 挹坡洞(ウッパドン)
- 長春洞(チャンチュンドン)
- 鶴峴洞(ハキョンドン)
- 海雲洞(ヘウンドン)
- 海清洞(ヘチョンドン)
- 神光里(シングァンニ)
- 煙陽里(ヨニャンニ)
- 迎陽里(ヨンヤンニ)
- 鵲川里(チャクチョンニ)
- 長芳里(チャンバンニ)
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歴史
古朝鮮以降帯方郡に属しており、高句麗は内未忽郡・池城・長池と呼び、新羅文武王以降漢州に所属してから、762年(景徳王21年)瀑池と改称し、知性を積んで大陸方面の前衛部に重要視されてきた。
高麗太祖は海に臨んだわけで「海州」と命名されて成宗は初めに牧を置き、続いて節度使を置いて顕宗の時に節度使を廃止して4都護府の1つである安西都護府を置いた。睿宗の時に大都護府に昇格し、高宗の時に牧に還元して朝鮮に継承した。
光海君の時に一時県に降格されたが仁祖元年に回復され、1895年(高宗32年)二十三府を設置して海州府となり16郡を管下において1896年十三道を設置して黄海道の道庁所在地となった。
年表
この節の出典[3]
- 1920年 - 海州郡海州面が指定面に昇格。
- 1927年 - 海州郡瀛東面の一部が海州面に編入。
- 1931年4月1日 - 海州郡海州面が海州邑に昇格。
- 1936年 - 海州郡瀛東面・西辺面の各一部が海州邑に編入。
- 1938年10月1日 - 黄海道海州郡海州邑が海州府に昇格。
- 1940年 - 開港場に指定された。
- 1943年10月1日 - 碧城郡西席面の一部を編入。
- 1945年8月15日 - ソ連軍管理下に置かれる。龍塘浦地域は38度線以南に位置するが、アメリカとソ連の合意により、最終的に海州府全域がソ連軍管理下に置かれた。
- 終戦直後 - 海州府が海州市に改称。
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、黄海道海州市、碧城郡西席面の一部地域をもって、海州市を設置。海州市に以下の洞・里が成立。(3洞20里)
- 玉渓里・泰峯洞・南川洞・白林洞・海雲里・海清里・四美里・芙蓉里・長春里・養士里・九済里・広石里・広河里・煙陽里・清風里・乗馬里・石川里・王神里・龍塘里・仙山里・石美里・結城里・挹坡里
- 1954年10月 - 黄海道の分割により、黄海南道海州市となる。同時に黄海南道道庁所在地となる。(3洞20里)
- 1955年 (17洞6里)
- 乗馬里が乗馬洞に昇格。
- 広石里が広石洞に昇格。
- 海清里が海清洞に昇格。
- 広河里が広河洞に昇格。
- 海雲里が海雲洞に昇格。
- 四美里が四美洞に昇格。
- 芙蓉里が芙蓉洞に昇格。
- 長春里が長春洞に昇格。
- 仙山里が仙山洞に昇格。
- 養士里が養士洞に昇格。
- 玉渓里が玉渓洞に昇格。
- 九済里が九済洞に昇格。
- 清風里が清風洞に昇格。
- 王神里が王神洞に昇格。
- 1957年6月 (15洞6里)
- 南川洞が泰峯洞・長春洞に分割編入。
- 長春洞の一部が泰峯洞に編入。
- 白林洞が芙蓉洞に編入。
- 1961年3月 (18洞7里)
- 龍塘里が分割され、龍塘洞・西艾洞が発足。
- 乗馬洞の一部が分立し、大谷洞が発足。
- 九済洞の一部が養士洞に編入。
- 石川里の一部が清風洞に編入。
- 青丹郡迎陽里、碧城郡神光里を編入。
- 1963年11月 - 煙陽里が煙霞洞に昇格。(19洞6里)
- 1965年1月 (22洞5里)
- 青丹郡鵲川里・長芳里を編入。
- 石川里が石川洞に昇格。
- 石美里が石美洞に昇格。
- 結城里が結城洞に昇格。
- 1967年 - 鵲川里の一部が分立し、鶴峴洞が発足。(23洞5里)
- 1972年11月 - 乗馬洞の一部が分立し、山城洞が発足。(24洞5里)
- 1973年 - 国際貿易港となる。
- 1977年9月 (24洞5里)
- 清風洞がセゴリ洞に改称。
- 泰峯洞が栄光洞に改称。
- 王神洞が南山洞に改称。
- 1981年6月 - 挹坡里が挹坡洞に昇格。(25洞4里)
- 1993年12月 (26洞5里)
- 鶴峴洞の一部が分立し、陽地洞が発足。
- 煙霞洞・挹坡洞の各一部が合併し、煙陽里が発足。
- 鶴峴洞の一部が鵲川里に編入。
経済
化学、セメント、造船などの工業が発達している。また、水産業が非常に盛んで、米、果物などの生産も盛ん。
交通
教育
海州市出身の人物
脚注
関連項目
座標: 北緯38度02分 東経125度43分 / 北緯38.033度 東経125.717度 / 38.033; 125.717