永嶋 恵美(ながしま えみ、1964年8月26日[1] - 、女性)は、小説家。福岡県出身[1]。広島大学文学部哲学科卒[1]。別名義、映島巡(えいしま じゅん)。
略歴
1994年、「ZERO」で第4回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞。「永嶋恵美」名義でサスペンス小説などを手がける一方、「映島巡」名義でゲームノベライズ、漫画原作などの活動を行う。
2016年、「ババ抜き」(『アンソロジー 捨てる』収録)で第69回日本推理作家協会賞短編部門受賞[2]。
ミステリ・ランキング
作品リスト
永嶋恵美名義
泥棒猫ヒナコの事件簿シリーズ
シリーズ外
- せん-さく(2000年9月 幻冬舎 / 2009年10月 幻冬舎文庫)
- 彼方(ニライカナイ)(2003年9月 双葉社)
- 【改題・大幅加筆修正】記憶―ニライカナイより(2011年1月 双葉文庫)
- 転落(2004年7月 講談社 / 2009年4月 講談社文庫)
- 一週間のしごと(2005年11月 東京創元社 / 2018年11月 創元推理文庫)
- 白銀の鉄路 会津‐奥只見追跡行(2006年12月 祥伝社文庫)
- 災厄(2007年11月 講談社 / 2010年10月 講談社文庫)
- 明日の話はしない(2008年10月 幻冬舎 / 2011年10月 幻冬舎文庫)
- w-二つの夏(2010年2月 講談社)
- インターフォン(2010年10月 幻冬舎文庫)
- 収録作品:インターフォン / 妹 / 隣人 / 団地妻 / 非常階段 / 追い剥ぎ / 梅見月 / 小火 / 花笑み / 迷子
- 廃工場のティンカー・ベル(2012年5月 講談社)
- 収録作品:廃工場のティンカー・ベル / 廃線跡と眠る猫 / 廃校ラビリンス / 廃園に薔薇の花咲く / 廃村の放課後 / 廃道同窓会
- 視線(2012年8月 光文社 / 2015年1月 光文社文庫)
- なぜ猫は旅をするのか?(2013年2月 双葉社 / 2016年1月 双葉文庫)
- ベストフレンズ(2014年7月 光文社文庫)
- 檜垣澤家の炎上(2024年7月 新潮文庫)
アンソロジー
「」内が永嶋恵美の作品
- 日本の作家60人 太鼓判!のお取り寄せ(2011年6月 講談社)※エッセイアンソロジー「ダウロ・アンポルダ エキストラバージンオリーブオイル」
- アンソロジー 捨てる(2015年11月 文藝春秋 / 2018年10月 文春文庫)「ババ抜き」
- ザ・ベストミステリーズ 2016 推理小説年鑑(2016年5月 講談社)「ババ抜き」
- 【再編集・改題】ベスト8ミステリーズ2015(2019年4月 講談社文庫)
- 毒殺協奏曲(2016年6月 原書房 / 2019年1月 PHP文芸文庫)「伴奏者」
- アンソロジー 隠す(2017年2月 文藝春秋 / 2019年11月 文春文庫)「自宅警備員の憂鬱」
- 惑―まどう― アンソロジー(2017年7月 新潮社 / 2022年2月 実業之日本社文庫)「太陽と月が星になる」
- 推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ(2017年8月 角川文庫)※エッセイアンソロジー「飯テロ・ミステリとアミの会(仮)」
- 怪を編む ショートショート・アンソロジー(2018年4月 光文社文庫)「あなたが好きだから」
- アンソロジー 初恋(2019年12月 実業之日本社文庫)「アルテリーベ」
- 11の秘密 ラスト・メッセージ(2021年12月 ポプラ社)「キノコ煙突と港の絵」
- おいしい旅 初めて編(2022年7月 角川文庫)「地の果ては、隣」
- ここだけのお金の使いかた(2022年12月 中公文庫)「廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?」
- キッチンつれづれ(2024年5月 光文社文庫)「お姉ちゃんの実験室」
映島巡名義
映像化作品
テレビドラマ
脚注
- ^ a b c “会員名簿 永嶋恵美”. 日本推理作家協会. 2016年5月10日閲覧。
- ^ “日本推理作家協会賞を柚月裕子、永嶋恵美作品が受賞!”. 幻冬舎ニュース. 幻冬舎 (2016年4月20日). 2016年5月10日閲覧。
- ^ “武田玲奈が強奪率100%の“泥棒猫”演じるドラマ放送、渡邊圭祐・渡邉美穂も共演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2024年2月26日). https://natalie.mu/eiga/news/562390 2024年8月13日閲覧。
外部リンク