松橋 真三(まつはし しんぞう、1969年8月18日[1] - )は、日本の映画プロデューサー。青森県十和田市出身[2][3]。代表作に『バトル・ロワイアル』『るろうに剣心』『銀魂』『キングダム』など。
人物・来歴
1969年、青森県十和田市生まれ。青森県立三本木高等学校[4]、早稲田大学法学部卒業[5]。1994年に衛星放送WOWOWに入社[1]。最初は営業部に配属になり、創立間もなかった同社の契約拡大に奔走した[6]。
2000年公開の映画『バトル・ロワイアル』(深作欣二監督)に協力プロデューサーとして参画し、映画プロデューサーの道を歩み始める[5]。WOWOWの代表番号に深作監督本人から出資依頼の電話が入り、取次ぎ先に困った受付担当者が松橋に相談したことで縁を持ったという[6]。
2005年に独立し、映画製作会社STUDIO SWANを設立。2012年にフリーランスとなり、ワーナー・ブラザーズとプロデューサー契約を結ぶ。2015年8月、株式会社プラスディーの取締役に就任[1]。
2018年5月に映画『銀魂』の製作陣を代表して、優れた映画プロデューサーに贈られる「藤本賞」(主催・映画演劇文化協会)の特別賞を受賞[7]。受賞理由は「大人気コミック『銀魂』の映画化に際し、ナンセンスな笑いとアクションを融合させるユニークなチャレンジで比類なき新鮮な作品として製作」し、「290万人を超える観客に支持される大ヒットを記録」したことについて[8]。
2018年10月、株式会社クレデウスを設立、代表取締役に就く[9]。
漫画作品の実写化を数多く手掛けている[10]。2019年4月公開の映画『キングダム』は、同年の実写邦画で1位となる興行収入57.3億円を記録するヒット作となった[11]。2020年6月、『キングダム』製作陣を代表して第39回藤本賞・特別賞を受賞[12](村田千恵子、稗田晋、森亮介、北島直明と共同受賞)。
主な作品
映画
ドラマ
脚注
- ^ a b c “新任取締役のお知らせ(PDF)”. 株式会社プラスディー. 2020年5月23日閲覧。
- ^ 十和田市 (2014年). “広報とわだ No.141「十和田市民大学講座」”. 十和田市. p. 22. 2020年5月30日閲覧。
- ^ 2014年3月10日 11:26. “十和田市出身の映画プロデューサー 松橋真三プロデュースの映画好調”. BUNKA新聞 記事ブログ. 2020年5月23日閲覧。
- ^ 松橋真三 (2009年6月1日). “東京三高会だより「三木野ヶ原」第26号”. 青森県立三本木高等学校同窓会東京支部. p. 7. 2020年5月30日閲覧。
- ^ a b 日経クロストレンド. “映画『キングダム』プロデューサー「日本のコンテンツを世界に」”. 日経クロストレンド. 2020年5月30日閲覧。
- ^ a b “株式会社クレデウス・代表取締役 松橋真三氏が語る 映画業界での働き方と求められる人材像”. エンタメ人☆彡コラム. 株式会社エイスリー (2021年6月7日). 2022年5月7日閲覧。
- ^ “藤本賞(第31回~第40回) -映画演劇文化協会”. www.eibunkyo.jp. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “第37回藤本賞授賞式 - 映画・映像|東宝WEB SITE”. www.toho.co.jp. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “VFXアナトミー:できることを着実にやる、質実剛健なVFXワーク 映画『キングダム』 | 連載 | CGWORLD.jp”. CG・映像の専門情報サイト | CGWORLD.jp. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “最終回 いま一番気になる人と待ち合わせ:本日のお客様 松橋真三さん - 吉沢 亮のTAKE YOUR SEAT”. SPUR. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “過去興行収入上位作品 一般社団法人日本映画製作者連盟”. www.eiren.org. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “藤本賞(第31回~第40回) -映画演劇文化協会”. www.eibunkyo.jp. 2020年6月29日閲覧。
外部リンク