日本ゴルフツアー機構
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(にほんゴルフツアーきこう、英: Japan Golf Tour Organization、略: JGTO)は、1999年度から日本のプロゴルフツアーの試合について主催・主管を行っている組織である。 概要シーズンは4月の「東建ホームメイトカップ」が新年度の最初の試合となり、12月まで25前後の試合を開催している。基本的には1大会4日間競技で開催している。なお、一部の大会では当ツアーとワンアジアツアーが共同で主催する国外での大会があり、2014年(2試合。[注釈 1])の実質的な当ツアーの開幕戦は「インドネシアPGA選手権」である[1]。 なお、当初3年間(2001年まで)はパソコンディスプレイメーカーのイーヤマが特別協賛スポンサーとなっていた関係で「イーヤマツアー」と冠されていた。現在はツアーそのものの冠スポンサーは存在しない。 優勝すれば賞金をもらえるの当然だが、副賞に関しては日常で滅多に使うことがない物品であることが多いことで知られる[2]。 1973年のツアー開始当初は任意団体だったが、2005年に社団法人化(文部科学省所管)。2013年1月に一般社団法人に移行した[3]。 役員会長:青木功 シード枠・ツアー出場できる優先順位
賞金シードによる優先権を上位65位までとする一方で、ABEMAツアー(チャレンジトーナメント)の上位20位までとクオリファイングトーナメント(QT)ランキングの上位20位に第1回リランキングまでのツアー出場権を与えることになった。また、従来からABEMAツアーの賞金ランキング1位には1年間のシード権が与えられていたが、新たにQTランキング1位にも1年間のシード権が与えられることになった。
2015年度から2018年度まで、シード権による優先順位が60位以内までの「第1シード」と61位~75位までの「第2シード」に分かれていた。また、新たにフォールシャッフル制度(後述)を導入することに伴い、ツアートーナメント出場における優先順位が大きく変更された。
リランキングとフォールシャッフル男子ツアーでは、シード選手以外の出場順位はシーズン途中に年2回のリランキングにより順位が変動する。これは、ツアートーナメントで獲得した賞金額をもとにQTの順位を入れ替えることでファンの関心を高めて、ツアー全体の活性化を図るのが主な目的である。また、2015年度からは、出場人数が絞られる秋以降の試合に出場するチャンスを広げるための新システムとして、フォールシャッフルが導入された。 2019年度のリランキングは、上記の優先順位のうち20番〜22番に該当する選手間で、下記の期間中の賞金額をもとにして出場順位の変動が行われる。
2015年度〜2018年度には、第2回のリランキング時にフォールシャッフルも同時に行われた。これは、上記の優先順位のうち18番〜20番及び22番〜25番に該当する選手間の賞金ランキングによって順位を決めるものであった。当該ランキングで上位10名には、ブリヂストンオープン以降の試合に優先順位14番のフォールシャッフルのカテゴリーでの出場権を得た。 プロ選手の資格を得るには
歴代賞金王1973年のツアー制度移行後の歴代の賞金王は以下の通りである。なお賞金額は海外メジャーで獲得した賞金額を加算したもので、2009年以前はチーム戦を除く世界ゴルフ選手権の獲得賞金額を含む[5]。
賞金王獲得回数2019年まで、賞金王のタイトルを複数回獲得した選手は以下の9人である。 ABEMAツアー→「ABEMAツアー」も参照
JGTOのレギュラーツアーの出場権がない選手(新人選手やシード外の選手)らを対象として行う「2軍戦」で、若手選手の育成とゴルフの発展を目的として行われている。 オフィシャルスポンサー
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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