新羅明神(しんらみょうじん)は、園城寺の守護神。円珍(智証大師)が唐から帰国するに際して搭乗船の船首に出現し、自らを新羅国明神と称していたことによる。元来中国の山東省に祀ってあった神[1]、あるいは朝鮮半島からの渡来神とも、もとより寺の地域の地主神であったともいう。