延慶州延慶州(えんけいしゅう)は、中国にかつて存在した州。明代から民国初年にかけて、現在の北京市延慶区一帯に設置された。 概要1316年(延祐3年)、元により徳興府縉山県に竜慶州が置かれた。竜慶州は大都路に属し、懐来県1県を管轄した[1]。 1370年(洪武3年)、明により竜慶州は廃止された。1402年(建文4年)、隆慶衛が置かれた。1414年(永楽12年)、隆慶衛に隆慶州が置かれた。1420年(永楽18年)、隆慶州は直隷州に昇格した。1567年(隆慶元年)、隆慶直隷州は延慶直隷州と改称された。延慶直隷州は北直隷に属し、永寧県1県を管轄した[2]。 清のとき、延慶州は宣化府に属し、属県を持たない散州となった[3]。 1912年、中華民国により延慶州は廃止され、延慶県と改められた。 脚注 |