岡村茂岡村 茂(おかむら しげる、1963年8月 - 2023年[1])は、日本の漫画家、昆虫研究家、童話作家。代表作に『BAD BOY MEMORY』、「ドラゴン先生」シリーズなど。昆虫ショップ「オカクワ」の取締役も務めていた[1]。 略歴元サラリーマンで1988年に『マブダチストーリー』で集英社の少年漫画大賞佳作受賞。翌1989年に『アイアンホーク』(ジャンプオリジナル)を読み切り掲載。同年に『BAD BOY MEMORY』の読み切り掲載を経て1990年に同作で月刊少年ジャンプで連載デビュー。連載終了後に少年誌・青年誌で作品を発表。 2000年からパチスロ漫画誌に活躍の場を移してからドラゴン先生やドラゴン岡村と呼ばれパチスロブームに乗り2003年に月間連載本数14本、2005年3月に月間掲載ページ数341ページ等の記録を樹立した。作中のパチスロ実戦に前述の名で本人も登場し、カリスマ的な人気を博した。 漫画家としてデビューするのとほぼ同時にオオクワガタの採集とブリード、クワガタムシとカブトムシの標本収集などを始めた。世界各国の昆虫を現地に出向いてまで観察に行き、世界の昆虫標本のコレクション「ドラゴン先生コレクション」は珍品やギネス個体など貴重な標本が多く含まれている。昆虫の研究・昆虫採集が高じて2005年にクワガタムシ・カブトムシの販売・関連グッズの販売を行うペットショップ・「OKAKUWA」[2]を開店したが現在は実店舗は閉店しインターネット通信販売専門店となる。2006年には初のムック本・昆虫書籍を出版した。2007年から昆虫のイベント・サイン会を世界各国でも行うなど世界的に人気がある。講演家・昆虫研究家として各種メディアの出演や世界各国への昆虫生態観察取材などして活動している。2011年から『最強ジャンプ』8月発売夏号の昆虫コーナー『最強昆虫都市ムシシティ』で監修と「ドラゴン市長」役で漫画と実写で登場していた。 2014年には週プレNEWSで「ドラゴン先生」を連載しパチンコ・パチスロ漫画家として復活、翌年に同じく週プレNEWSで「昆虫サマのおかげで食べてます ドラゴン先生〜ビジネス編〜」を連載し、自身の体験から昆虫ビジネスのエッセイ漫画を描く。2018年にウェイトトレーニングで鍛えた体力を活かし、格闘技やスポーツに挑戦する「50代の☆リアル体験入門 ドラゴン先生格闘ロード」を週プレNEWSで連載した。2020年7月に「世界のカブトムシ・クワガタ最強決定図鑑」が発売。2021年1月に「翔べ!ヘラクレス 岡村茂昆虫漫画作品集」、同年6月に「ドラゴン先生格闘ロード」が電子コミックスで発売され、同年7月に絵本「カブとん クワたん ~まいごの ヤゴちん おたすけ だいさくせん~」が発売された。2022年5月に昆虫絵本の続編『カブとん クワたん ~どこまでとべる!?もりのむしむしレース~』が発売され、同年6月に『世界のカブトムシ・クワガタムシリアルフィギュア図鑑vol.1』が発売。2023年2月に「カブトムシ・クワガタムシ ポケット大図鑑」4月に「やりすぎ昆虫図鑑 進化しすぎの虫たち」7月に「漫画家ドラゴン先生の世界カブトムシ旅行」の改訂版電子書籍、「決定版 世界のカブトムシBEST100」、「世界のカブトムシ・クワガタムシ リアルフィギュア図鑑 SUPER RED」、「世界のカブトムシ・クワガタムシ リアルフィギュア図鑑 SUPER BLUE」が発売された。 かねてから親交のあったむし社の土屋利行によれば、岡村は2023年に60歳で死去したという[1]。 作品リスト
昆虫関連本
絵本
脚注
外部リンク |