天明町(てんめいまち)は、熊本県飽託郡にあった町。
町名は、当町内を流れる天明新川に因る[1]。
1991年2月1日、同郡の飽田町、河内町、北部町とともに熊本市に編入合併された。これにより飽託郡は消滅した。これは、熊本県内では1970年以来21年振りの市町村合併の事例となった。旧天明町全域は2012年4月1日に熊本市の政令指定都市移行に伴い南区の一部となった。
地理
熊本市中心部の南西約8kmの場所に位置していた。西部は有明海に面し、南部は緑川を挟んで宇土市に接した。
沿革
- 1874年(明治7年) - 江戸時代からの村々が合併、以下のように再編される。
- 方丈村、八町村、五町村、弐町村、弐拾町村、惟重村 → 川口村
- 南中牟田村、北中牟田村、今村 → 中牟田村
- 新村、江中島村、上海氏村、下海氏村、道古閑村 → 美登里村
- 鵜森村、下内田村、中内田村、上内田村、西新開村 → 内田村
- 東銭塘村、西銭塘村、南銭塘村、北銭塘村 → 銭塘村
- 上奥古閑村、中奥古閑村、下奥古閑村、北奥古閑村 → 奥古閑村
- 川口出村、沖新村、浦田村 → 海路口村
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、中牟田村と美登里村が合併し中緑村が成立。川口村は単独で村政。奥古閑村は海路口村と町村組合による行政。内田村は銭塘村と町村組合による行政。
- 1956年9月30日 - 飽託郡川口村・中緑村・内田村・銭塘村・奥古閑村・海路口村の新設合併により天明村が発足。
- 1971年4月1日 - 町制施行。天明町となる。
- 1991年2月1日 - 熊本市に編入される。
地域
中学校
小学校
交通
鉄道
町内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、JR九州鹿児島本線川尻駅。
道路
地区名
関連項目
脚注