天の川 (北海道)
天の川(あまのがわ)は、北海道檜山郡上ノ国町を流れる二級河川。檜山振興局の河川では後志利別川・厚沢部川に次ぎ三番目の規模を誇る。なお二級河川指定は「天野川」として登録されている。 流域渡島山地の分水嶺、尖岳に源を発する。源流部は膳棚川と呼ばれており、上膳棚川と下膳棚川が合流した後北海道道5号江差木古内線に沿って下る。湯ノ岱付近の中流域からは針葉樹林の谷間を蛇行する。宮越内川と合流すると谷間が開け、水田地帯を流れる。下流部は上ノ国市街地の西側を流れ、日本海に流入する。上ノ国町の中心河川であり、総延長28.6kmのうち、うぐい川との合流地点から河口までの22.2kmが道管理区間の二級河川である。 道内でも屈指の清流であり、アユやサケの遡上が有名である。7・8月のシーズン時期には多くの釣り人が集まる。支流ではヤマメやイワナ等も見られる。 地史1618年に上ノ国町に漂着したイエズス会宣教師が、後に地図を製作する際その地点に「ツガ」と記載したことから、そこに「天河」の漢字をあてたのが天の川という名称の発祥である。それに因み流域にはわし座・はくちょう座・こと座をあしらったギャラリーが設置されている。天の川に架かる天の川橋(国道228号)には黄道12星座のレリーフがあり、夜にはライトアップされる。また川には毎年多数のアオサギが飛来し、バードウォッチング用施設もあるが、織姫と彦星の仲立ちを行う天の川伝説に合わせ、江差線上ノ国駅跡付近から上ノ国診療所までが「天の川かささぎロード」となっている。 中流域では江差線:宮越駅 - 湯ノ岱駅間に、観光PR目的で設置された天ノ川駅があったが、江差線:木古内駅-江差駅間が2014年5月12日に廃止された後の2015年7月に解体された。駅を模したオブジェであるため列車はすべて通過していたが、入場券は湯ノ岱駅南側にある湯ノ岱温泉で販売されていた。 主な橋
支流
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