古ケ場
古ケ場(こかば)は、埼玉県さいたま市岩槻区の町名および大字。現行行政地名は古ケ場一丁目・古ケ場二丁目および大字古ケ場。住居表示未実施地区[4]。郵便番号は339-0072[2]。さいたま市の難読地名の一つに数えられる[5]。 地理さいたま市岩槻区の中部に位置し、西は元荒川支流日川を境に蓮田市に隣接する。東には南北に埼玉県道65号さいたま幸手線(日光御成街道)が通る。東岩槻駅からはやや距離がある。地内は古ケ場一丁目・二丁目が市街化区域(工業地域)、大字古ケ場が市街化調整区域である[6]。かつては日光御成街道沿いの村であった。1977年(昭和52年)頃から大規模な区画整理で[7]西部を工業団地として整備した古ケ場一丁目・二丁目は慈上野・古ケ場工業団地の一部となっており、コカ・コーラボトラーズジャパンなどの工場が立地している。大字古ケ場がもとからの集落で、大宮台地(慈恩寺支台)の雑木林などが点在する、のどかな地域である。 縄文時代の遺跡である古ケ場貝塚や羽鳥山貝塚が地区内に存在する[8]。 歴史もとは江戸期より存在した武蔵国埼玉郡岩槻領に属する古ケ場村であった[8]。このあたり一帯は中世末期頃より見出せる太田荘(おおたのしょう)の箕輪郷(みのわごう)に属していたと云われている。古ケ場は小ケ場とも記され「こけば」とも呼ばれる。村高は正保年間の『武蔵国田園簿』では172石余(田60石余、畑111石余)、『元禄郷帳』では109石余、『天保郷帳』では166石余であった。化政期の世帯数は20軒で、村の規模は東西7町、南北6町であった[8][9]。地名の由来は未墾の地を意味する「コガ」に因む[5]。
世帯数と人口2017年(平成29年)10月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[12]。
交通鉄道鉄道は敷設されていない。東武野田線(東武アーバンパークライン)東岩槻駅が2 kmほど南東にある。 道路
施設
脚注
参考文献
関連項目外部リンク |