南ダブリン
南ダブリン(みなみダブリン、愛: Baile Átha Cliath Theas、英: South Dublin)は、アイルランドのレンスター地方のダブリン地域に位置する地方行政区画のひとつ。 概要南ダブリン市、またはサウス・ダブリン市は、ダブリン地域を構成する4つの市のひとつであり、中心街はタラである。南ダブリン市議会が地方自治体である。2011年の人口は278,749人で、ダブリン地域で3番目に人口の多い市となっている[1]。 地理と人口南ダブリンの面積は222.74km2であり、ダブリン市(北東に15km)、リフィー川(フィンガルから北に隔てている)、ダン・レアリー=ラスダウン(東)、キルデア県(西)に隣接しており、南にウィックロー山地にも隣接している。 主要な街は、タラ、ルーカン、クロンダルキンである。南ダブリンの町は多くは都市化されているが、南部と西部に小さな田舎の集落が存在する。2016年の国勢調査によると、南ダブリンの人口は278,749人だった[1]。 町・村南ダブリンの複数の町も、伝統的にダブリン市の郊外である。計画と管理の目的で、市議会は、町、村、郊外の3つの層(町、地区センター、地方センター)の地位を指定している。
法的地位と名称英語では、「County Dublin(ダブリン県)」、「County Clare(クレア県)」など1898年以前に設立されたカウンティの名称の前に「County」という単語をつけるのが一般的だが、後に設立された行政区画はそうではなく「County Dún Laoghaire–Rathdown」と呼ぶのは、稀である[注釈 1]。その際、日本語では「県」ではなく、「市」を用いている[2]。 2015年、南ダブリンは東部およびミッドランド地域の一部となった[3]。 南ダブリンは、1994年の地方自治体法に基づき、ダブリンの行政県が分割された。この法律では、以下の地方自治体の行政区域の法的設立を規定している。
また、現存するダブリン・コーポーレーションの管轄下にある地方自治体の行政区域を承認し、その権限を改名されたダブリン市議会に帰属させた。1994年1月1日、法に効力を与える法定文書が発効した[4]。この文書はまた、以前にダン・レアリー=ラスダウン、フィンガル、南ダブリンの責任者であったダブリン県議会の廃止を規定した。ダブリン県は、ノルマン人によるアイルランド侵攻の間に設立されていた。 地方政府と政治南ダブリン市議会が地方自治体であり、1994年のウラクタス法と1993年の地方自治体(ダブリン)法によってダブリン県議会およびダン・レアリー・コーポーレーションが廃止されたときに市庁舎が設立された[5]。南ダブリンは選挙目的でクロンダーキン(6名)、ルーカン(5名)、ラスファーナム(4名)、タラーグセントラル(6名)、タラーグサウス(5名)の5つの地方選挙区に分けられている[6]。 ドイル・エアランの選挙区の4つの選挙区の一部は、ダブリン・ミッドウェスト、ダブリン・サウスウェスト、ダブリン・サウス、ダブリン・サウスセントラルの県の境界内に含まれている。 人口統計
スポーツリーグ・オブ・アイルランドのクラブ、シャムロック・ローヴァーズFCがタラ・スタジアムで試合を行なっている。同スタジアムは2010年と2011年に2009FAIカップ決勝戦とセタンタス・ポーツ・カップ決勝戦を主催した。 タラのナショナル・バスケットボール・アリーナは、アイルランドの全国バスケットボールチームとアイルランドの女子バスケットボールチームの本拠地である。同アリーナでは、さまざまなナショナル・カップとリーグの試合も開催される。 脚注注釈
出典
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