北津留翼
北津留 翼(きたつる つばさ、1985年4月26日 - )は、福岡県北九州市出身の競輪選手、自転車競技選手。日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第90期生。日本競輪選手会福岡支部所属、ホームバンクは小倉競輪場。血液型O型。既婚。愛称は「つっつん」。 家族は妻と子供3人で、そのうち長女の北津留千羽(ちはね)は日本競輪選手養成所第128回選手候補生として2024年5月に養成所に入所した[1]。 自転車競技での戦績豊国学園高等学校(吉岡稔真、園田匠の後輩にあたる)時代はインターハイスプリント、国体スプリントなどタイトルを総なめし、世界ジュニア選手権でもスプリントとケイリンの2冠に輝いた。 高校3年生の10月から半年間スイスにある自転車競技の国際的トレーニング施設WCC(ワールド・サイクリング・センター)へ自転車留学。帰国後は競輪学校に特別選抜試験で受験し90期生として入校。在学中にチャレンジ・ザ・オリンピックで強豪相手に優勝し、ナショナルチーム入り。 2007年10月、トラックレース日本代表選手に選出され、UCIトラックワールドカップクラシックス、世界選手権などの国際大会では主に、チーム、個人の両スプリント種目に出場。チームスプリントの北京オリンピック出場権獲得に貢献した。2008年5月7日、北京オリンピックトラックレース日本代表選手に選出される。 主な実績
2011年
2012年
競輪での戦績初出走は2005年7月1日の佐世保競輪場で、2着に9車身の大差をつけ初勝利を飾った。デビューから3ヶ月後の10月、熊本競輪場FII(レインボーカップセカンド)でA級初優勝を完全優勝で飾った。11月に入ってから武雄競輪場FII、一宮競輪場FIIで連続完全優勝、そして12月の観音寺競輪場FIIでも完全優勝を飾り、デビューから156日という史上2番目のスピードで3場所連続完全優勝でのS級特別昇級を決めた。 その後も順調に勝ち星を重ね、2007年6月の高松宮記念杯競輪では初の特別競輪(GI)決勝戦進出を果たしている(但し結果は落車棄権)。そして同年8月に開催された小松島記念(GIII)において、デビューから2年1ヵ月という速さで記念初優勝を飾った。2009年1月には地元小倉競輪場での競輪祭で2度目のGI決勝戦進出、7着に敗れたもののその前の二次予選・準決勝では豪快な先行で逃げ切る競走を見せるなどし、地元ファンの喝采を浴びていた。 2023年7月16日、GII・「第19回サマーナイトフェスティバル」(函館)2日目第6レース(選抜)において上がりタイム10秒7を記録し、同年5月16日に嘉永泰斗が記録した函館競輪場バンクレコードに並ぶタイ記録を樹立した[2]が、同日の第12レース(準決勝)で脇本雄太が上がりタイム10秒6を記録し、バンクレコードを更新してしまった[3][4]。 2024年6月3日、玉野FI(ナイター)初日第12レース(特選)で勝利し、通算500勝を達成。S級創設(1983年4月)以降女子(4人)も含めて通算56人目の記録で、通算1620戦目での達成[5]。規程により後日、JKAより表彰予定。 受賞・表彰
脚注
関連項目外部リンク
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