北バハル・アル・ガザール州
北バハル・アル・ガザール州(きたバハル・アル・ガザールしゅう、英語: Northern Bahr el Ghazal)は、南スーダンの州。面積30,543 km²[1]、人口720,898人(2008年)。州都はアウェル。 地理ワラブ州、西バハル・アル・ガザール州、レイク州とともにバハル・アル・ガザール地方に属している。北をスーダン領の南ダルフール州、東をアビエイおよびワラブ州、西と南を西バハル・アル・ガザール州と接する。 歴史北のコルドファンのアラブ人と、この地域に多く住むディンカ人とは長い接触の歴史がある。植民地時代の関係は平和的であった。 スーダン独立後、特に内戦勃発後は関係は急速に悪化した。この地方にはスーダン領西コルドファン州から西バハル・アル・ガザール州の州都ワーウへと向かう鉄道が走っており、スーダン内戦時には焦点のひとつとなっていた。スーダン政府に支援されたコルドファンの民兵がこの地方へ侵入し、ディンカの村で略奪や暴行を行ったため、この地方では多くの被害がでた。 現在でも、アビエイ地区をはさんで西コルドファンから北バハル・アル・ガザールにかけての地域は南北スーダンで最も政治的に敏感な地域となっている。 行政区分北バハル・アル・ガザール州は、5郡に分かれている。 脚注
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