元郷 (川口市)
元郷(もとごう)は、埼玉県川口市の町名。現行行政地名は元郷一丁目から元郷六丁目。住居表示実施地区[4]。郵便番号は332-0011[2]。 地理川口市南部の南平地区にあり、東京都との都県境近くに位置する。一丁目から六丁目までの人口は19,367人(2021年)で、川口市で最も人口の多い町丁となっている。特に一丁目は6,000人以上が居住している。芝川の東岸にあたる。 川口駅に近く、さらに2001年には川口元郷駅が開業し、交通面が飛躍的に向上した。埼玉都民が多く住むこの町の人口構成としては、若年層が多く、東京との結びつきが非常に強い。川口元郷駅が中心部にあるため、この地域は川口元郷と呼称される場合がある。 地価住宅地の地価は、2017年(平成29年)1月1日の公示地価によれば元郷5-17-6の地点で18万9000円/m2となっている。 歴史室町期に当地を治めていたのは岩槻方の武将である平柳氏であり、元郷は平柳領十五ケ村(元郷村、弥兵衛新田村、領家村、新井方村、十二月田村、樋爪村、二軒在家村、上新田村、中居村、小淵村、辻村、前田村、川口村、飯塚村、浮間村)の本村であった[5]。 1933年までは南平柳村の役場が所在しており、現在でも南平地区の中心地となっている。区画整理により従前の元郷町・領家町の各一部から成立した。 現在は南平地区と呼ばれているが、南平は南平柳の略であり、平柳とは前述の平柳氏に由来する。 この町は、川口などと並んで鋳物生産が盛んであった土地で、昭和期までは町の大半が工場地帯であった。東京のベッドタウンとしての開発が進むにつれて、工場が減り、マンションなどの住宅が増えていった。また、その当時日本で最も高かった集合住宅のエルザタワー55もここに建てられた。現在では住宅が非常に密集しているため、周辺の道路の混雑が問題となっている。 世帯数と人口2024年(令和6年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[6]。
交通寺社公園・緑地
施設
脚注
参考文献関連項目外部リンク
※青木とは橋梁上の一点で接する。 |