三徳 (仏教)三徳(さんとく)とは、仏教でいわれる3つの徳のこと。仏・如来、また涅槃には3種類の徳が具わっているとされる。 なお三徳にはいくつかの種類がある。 智・断・恩の三徳仏・如来に具わる3種類の徳性。
法身・般若・解脱の三徳大般涅槃に具わる3種類の徳性。
主・師・親の三徳日蓮が、儒教やインドの哲学(外道)、そして仏教を比較して、最終的に仏教のみにすべて具わると判じた3つの特性。開目抄には「それ一切衆生の尊敬すべき者、三つあり。所謂、主・師・親これなり」と述べている。仏教以外ではこの三徳は部分的にあるが、仏教、とりわけ法華経にこの三徳すべてが具わっているとした。
サーンキヤ学派の三徳サーンキヤ学派などでは、物事の根本を成す3つの構成要素を三徳という。 |