メンバー (お笑いコンビ)
メンバーは、吉本興業広島事務所に所属する日本のお笑いコンビ。大阪NSC29期生で[1]、ともに島根県益田市出身[1]。 メンバー
経歴両者は小学校1年生からの幼なじみであり、実家も5キロメートルほどしか離れていない[11]。2人は高校生の頃にコンビを組み、山口の実家の寺の本堂でネタ合わせをし、お笑いコンテストにも出場。高校卒業後に2006年大阪NSCに29期生(同期生は500人ほど)として一緒に入学するが、都会の生活に溺れて半年ほどで通わなくなり卒業していない。 一念発起して22歳の時、2010年4月に広島吉本のオーディションを受け入社する。このため、結成年は2006年だが正式な芸歴は2010年からとしている。週5回のアルバイトで糊口をしのぎながら営業やライブに出演した[12]。 現在のコンビ名「メンバー」は広島吉本入りした時、新たに付け直したものでありシンプルなものが良いと考えたため「メンバー」と「コンビ」の2択から選んだ[5]。旧コンビ名は「ワンオンワン」。 初めて全国ネットにコンビ名と宣材写真が登場したのは、『水曜日のダウンタウン』2015年4月29日放送分の『ネット検索のヒット数 最も多い芸人「和牛」説』にて芸人検索ヒット数ランキング3位にランクインしたときであり、あくまでコンビ名のみに着目されたものでしかなかった[13]。 2018年の第6回歌ネタ王決定戦では全く無名のまま決勝進出し、優勝を果たす。審査員の藤井隆と友近が100点を付け、特に藤井は最終ステージでも100点を付けるほどの高い評価であった。よしもとの地方事務所出身コンビが賞レースに優勝するのはパンクブーブー、博多華丸・大吉(どちらも福岡吉本出身)に続いて3組目であり、さらに地方事務所に現役所属のまま優勝は史上初であった。歌ネタ王決定戦には王者となった後も出場し続けており、2019年、2021年には4位に入賞。審査員から「Mr.歌ネタ王」と称されるなど、全9回で終了した歌ネタ王決定戦を象徴する存在となった。 広島吉本所属ながらなんばグランド花月にも出演し、2024年には冠ライブを行う[14]。 芸風音楽を使ったネタを得意とする歌ネタ芸人。 代表的なネタは「リズム漫才」。「出囃子が終わらないのでそのまま合わせて漫才をしている」という設定で、BGMのリズムに合わせて歌いながら漫才をする。音楽は山口がパソコンの打ち込みで制作しているオリジナルだが[5]、リズム漫才を始めた当初はエド・シーランの音源を使っていた。山口がネットカフェでアルバイトしていたときに、モニターに流れているミュージカル映画を見て、「これを漫才でやったらどうなるだろう」と考えたのがきっかけで始めた[11]。M-1グランプリでは音響を使わない漫才に取り組んでいる。オチは、BGMが終わる→山口「じゃあ漫才始めていきたいんですけども」→潮「いやもうええわ」→2人「どうもありがとうございました」という流れが通例である。 YouTubeチャンネルでは音声加工を使用した音楽ネタ動画をアップしている。 元々はコント中心で、今宮子供えびすマンザイ新人コンクールではコントで新人漫才奨励賞を受賞した。歌ネタ王優勝直後は「コントも見せたい」という思いがあり歌ネタだけを求められることに嫌な気持ちもあったが、どぶろっくの2人もかつて同じ悩みを持っていたことを聞かされ、歌ネタ芸人としてやってゆく覚悟を固めたという[11]。 賞レース成績M-1グランプリ
歌ネタ王決定戦
その他
出演
単独公演
配信
脚注
外部リンク |