マッコイ・タイナー
マッコイ・タイナー(英語: McCoy Tyner、1938年12月11日 - 2020年3月6日)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト。よくはねる演奏スタイルで知られた。よくはねる演奏スタイルが特徴的だった。ジョン・コルトレーンのレギュラー・カルテットでの活動や、リーダーアルバムでも知られた。 人物・来歴タイナーは1938年に、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれた。[1][2]。母の勧めで、13歳の時にピアノを始める。地元ジャズ・クラブのハウス・ピアニストとして演奏し、来訪する多くのアーティストと共演した[3]。その後、近所にバド・パウエルが引っ越してきて、大きな影響を受けた。 1955年にジョン・コルトレーンと出会い、1960年にコルトレーンのバンドに加入した。ジミー・ギャリソン(ベース)やエルヴィン・ジョーンズ(ドラム)と共にコルトレーンを支え、『コルトレーン』『バラード』『至上の愛』『アセンション』など多くの作品に参加。また、1962年にはバンド・リーダーとしてインパルス!レコードと契約し、初のリーダー・アルバム『インセプション』を発表した。しかし、コルトレーンがフリー・ジャズに傾倒する為、音楽的な方向性の違いから1965年12月にグループを脱退。 1967年、ブルーノートと契約し、『ザ・リアル・マッコイ』などのリーダー・アルバムを発表した。ブルーノートからの2作目『テンダー・モーメンツ』(1967年)は、他界したコルトレーンに捧げた曲「モード・トゥ・ジョン」を収録している。 1971年後半には、ソニー・フォーチュン(サックス、フルート)、カルヴィン・ヒル(ベース)、アルフォンス・ムゾーン(ドラム)を従えたレギュラー・カルテットを編成し、同年マイルストーン・レコードに移籍した。1972年10月末には来日公演を行い、この折にソロ・アルバム『エコーズ・オブ・ア・フレンド』を録音した[4]。マッコイがリーダーとして残したライヴ・アルバムの傑作は1970年代に集中しており、『エンライトメント』『アトランティス』『ザ・グリーティングス』『パッション・ダンス』などが挙げられる[5]。 『The Turning Point』(1992年)で第35回グラミー賞(最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス)を受賞した。ヴァーヴ・レコードから発表した『ジャーニー』(1993年)には、ダイアン・リーヴスが参加した。 2020年3月6日、ニュージャージー州の自宅で死去[6]。81歳没。 ディスコグラフィ
テレビ出演
脚注注釈・出典
外部リンク |