ニール・マッケンジー
ニール・マクファーレン・マッケンジー (Niall Macfarlane Mackenzie, 1961年7月19日 - ) は、イギリス・スコットランドのスターリング出身の元オートバイレーサーである。ロードレース世界選手権やブリティッシュスーパーバイク選手権などで活躍した。 経歴20歳の頃から本格的なレース活動を始め、1984年にはイギリス国内350ccタイトルを、続く1985年には250ccと350ccのダブルタイトルを獲得する。それと同時に1984年からグランプリの250ccクラスへの参戦を開始するが、グランプリでは目立った成績を残せずにいた。 1986年、終盤の3戦にヘロン・スズキ・チームから500ccクラスに参戦し、7位、7位、8位と連続してポイントを挙げた。特に最終戦サンマリノGPでは非力なRGガンマで予選3位になる速さを見せ、わずか3戦の参戦にもかかわらずシーズンランキング10位を獲得する。この3戦で見せた実力を評価されて翌1987年にはホンダのワークスマシンNSRを与えられ、開幕戦の鈴鹿ではポールポジションを獲得した。以後、グランプリでは優勝こそ記録できなかったもののコンスタントにポイントを挙げ続け、スズキ、ヤマハとワークスチームやセミワークスチームを渡り歩いた。 1995年を最後にグランプリから身を引いた後は、ブリティッシュスーパーバイク選手権に元GPライダーのロブ・マッケルニア率いるチームからヤマハのマシンで参戦し、1996年から1998年まで3年連続タイトルを獲得した。2000年シーズンをもって現役引退。 2人の息子、テイラーとタランもオートバイレーサーとして活動しており[1][2]、2011年には兄のテイラーがグランプリ125ccクラスにフル参戦デビューした[3]。弟のタランは2021年にブリティッシュスーパーバイク選手権で王座を獲得し、24年現在はスーパーバイク世界選手権に参戦している。 戦績ロードレース世界選手権
1992年のポイントシステム
1993年以降のポイントシステム
鈴鹿8時間耐久オートバイレース
イギリス国内選手権
脚注外部リンク |