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ニューはりま

ニューはりま
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1984-2003)
フィリピンの旗 フィリピン
パナマの旗 パナマ
スペインの旗 スペイン
所有者 阪九フェリー(1984-2003)
運用者 阪九フェリー(1984-2003)
建造所 神田造船所川尻工場(第305番船)[1]
姉妹船 ニューせと
航行区域 沿海[1]
船級 JG(第二種船)[1]
IMO番号 8618140
改名 フェリーはりま(1984-2003)
SUPERFERRY 17
Huadong Pearl III
ISABEL DEL MAR
経歴
起工 1983年7月1日[1]
進水 1983年12月7日[1]
竣工 1984年3月14日[1]
就航 1984年3月18日
運航終了 2003年3月27日
最後 トルコで解体
要目
総トン数 12,579 トン[1]
載貨重量 4,966.4 トン[1]
全長 174.50 m[1]
垂線間長 160.00 m[1]
型幅 26.80 m[1]
型深さ 9.00 m[1]
満載喫水 6.18 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 三菱-MAN 8L58/64 2基[1]
推進器 4翼2軸[1]
最大出力 14,400 PS(連続)[1]
定格出力 12,240 PS(常用)[1]
最大速力 25.2 ノット[1]
航海速力 22.6 ノット[1]
航続距離 2,500海里[1]
旅客定員 1,200名[1]
乗組員 39名[1]
車両搭載数 トラック166台、乗用車75台[1]
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ニューはりまは、阪九フェリーが運航していたフェリー

概要

神田造船所川尻工場で建造され、1984年3月18日に小倉 - 神戸航路に就航した。

2003年3月27日やまとの就航により引退した。

その後、フィリピンスーパーフェリー英語版へ売却され、SUPERFERRY 17として就航した。

2007年5月、韓国のHuadong Ferryに売却され、Huadong Pearl IIIとして黄海で運航された。

2008年5月、スペインイスコマー英語版に売却され、ISABEL DEL MARとして就航した。

2012年6月、同社の経営状況の悪化によりバルセロナで係船された。その後、スクラップとしてトルコに売却され、回航された後、解体された。

設計

全通二層甲板型の自動車渡船兼旅客船である。発電機関は発電機は西芝電機製、原動機はダイハツ製で、1,500kW(2,320PS)および400kW(600PS)を各2セット、バウスラスター1基、スタンスラスター2基を装備する[1]。また日本のフェリーでは初めて衛星放送の受信設備を設けた[2]

船内

船室[2]
クラス 部屋数 フロア 定員
ロイヤルルーム 2名×1室 航海船橋 2名
特等洋室 2名×2室 4名
1等和室 3名×2室
4名×6室
30名
1等洋室 6名×18室 124名
特2等洋室 8名×8室 64名
特2等和室 14名×8室 A甲板 112名
2等和室 568名
ドライバー室 B甲板 96名
設備[2]
  • オープンラウンジ - 特殊照明・音響設備や大型スクリーンを設けた。
  • ミーティングルーム - 椅子定員30名、黒板やカラオケ設備を設けた。
  • レストラン - カフェテリア方式。
  • ビジネスルーム - ファクシミリやコピー機を設けた。
  • 展望浴室
車両甲板[2]
冷凍車用の電源を従来の2倍となる40基備え供給電力も従来の30-50Aから60Aへと強化し、また活魚輸送車専用の分電箱も設けた。
  • D甲板:大型トラック・トレーラーシャーシ用
  • C甲板:中小型トラック・乗用車用

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 船の科学(1988年7月号,p22)
  2. ^ a b c d 阪九フェリーが3月18日神戸港六甲アイランドフェリーふ頭で新バースと新造船を同時に披露 一二、五七九D/Wの新機軸いっぱいの大型豪華船 - 内航近海海運1988年4月号

参考文献

  • 「新造船写真集(No.477)」『船の科学』第41巻第7号、船舶技術協会、1988年7月10日、22頁、ISSN 0387-0863NDLJP:32319132016年12月15日閲覧 
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