ナイトオブサンダー
ナイトオブサンダー (Night Of Thunder[1]) はアイルランド生産、イギリス調教の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2014年の英2000ギニー(G1)、2015年のロッキンジステークス(G1)。 現役時代2011年3月12日にアイルランドで誕生。2012年10月のタタソールズ1歳馬セールにて3万2000ポンドで落札された[2]。イギリスのリチャード・ハノン厩舎から2013年10月にデビューし、2歳シーズンを2戦2勝で終える[1]。 2014年初戦のグリーナムステークスはジョン・ゴスデン厩舎の期待馬キングマンに大きく離された2着となる。英2000ギニーでは単勝オッズ41倍(40-1)の人気薄であったが、ベテランのキーレン・ファロンの手綱捌きに導かれ、前走完敗した1番人気キングマンに雪辱を果たして優勝した[3]。 英2000ギニー後はセントジェームズパレスステークスで三度キングマンと対決したが、リベンジを果たされ2着に敗れる。距離を延長したエクリプスステークスは8着に敗れたが、マイル戦に戻ったムーラン・ド・ロンシャン賞ではチャームスピリットの3着となった。年内最終戦のクイーンエリザベス2世ステークスではラスト1ハロンまで進路が開かず追い出しが遅れたことが響いて、先に抜けたチャームスピリットを捉えることができず半馬身差の2着に惜敗した[4]。 2015年2月にムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(シェイク・モハメド)によって購入され、以後ゴドルフィンブルーの勝負服でレースに出走することになった[5]。シーズン初戦のロッキンジステークスをジェームズ・ドイルとの初コンビで制し、2つ目のマイルの主要G1タイトルを獲得した。その後は2戦して5着、4着となり、同年8月17日に馬主のゴドルフィンより現役引退が発表された[6]。 競走成績以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
種牡馬時代2016年からアイルランドのキルダンガンスタッドにて種牡馬入りした。初年度の種付け料は3万ユーロに設定された[7]。 2018年よりイギリスのダーラムホールスタッドに移動し、種付け料も1万5000ポンドとなった[8]。 主な産駒
血統表
脚注
外部リンク
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