テリー・ドイル
ジョン・テレンス・ドイル(John Terence Doyle[1] , 1985年11月2日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコード出身の元プロ野球選手(投手)。 経歴プロ入りとホワイトソックス傘下時代2007年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから21巡目(全体656位)で指名を受けたが、入団しなかった。 2008年のMLBドラフトで、シカゴ・ホワイトソックスから37巡目(全体1110位)で指名を受け入団。ルーキー級ブリストル・ホワイトソックスで中継ぎとしてデビュー。 2009年以降は先発として起用され、2011年はA+級ウィンストン・セーラム・ダッシュとAA級バーミングハム・バロンズ合計で8勝10敗、防御率3.07の成績を残した。 2011年オフにルール5ドラフトでミネソタ・ツインズに移籍するも、2012年のスプリングトレーニングでメジャー40人枠に残れずホワイトソックスに返還され、AAA級シャーロット・ナイツでプレー。6月まで12試合に登板し、6勝3敗、防御率2.83の成績を残した。 ソフトバンク時代2012年6月14日に福岡ソフトバンクホークスが獲得を表明した[2]。背番号はこのシーズン途中に退団となったブラッド・ペニーが着用していた「31」。7月16日の対オリックス戦に来日初登板で初先発し、5回82球5奪三振1失点と好投、初勝利を飾った。だが次第にコントロールが定まらなくなる試合が続き、結局この年は初登板で上げた1勝のみに終わる。シーズン終了後の10月25日に退団が発表され[3]、11月1日付で自由契約となった[4]。 ソフトバンク退団後2012年11月9日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[5]。 2013年はレッドソックス、2014年はシカゴ・ホワイトソックスとアトランタ・ブレーブス、2015年はボルチモア・オリオールズ[6]の傘下マイナー球団でプレーしたが、メジャーに昇格することはなかった。 2016年は4月27日にオリオールズを自由契約となり[7]、5月に独立リーグ・アトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズと契約した。8月26日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。オフの11月7日にFAとなった[7]。この年のオフにドミニカのウィンターリーグ(LIDOM)でプレーしたのを最後に現役を引退した。 現役引退後2019年1月よりニューハンプシャー州にあるニューイングランド大学のヘッドコーチを務めている[8]。 プレースタイル・人物最速93mph(約150km/h)の速球(ツーシーム、フォーシーム)とスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分ける[9]。球速に欠けるため、ツーシーム主体のコントロールと緩急で打者を打ち取る投球を持ち味としているが[9][10]、マイナーでの通算奪三振率7.3と奪三振も多く、また与四球率が2.2、シーズン防御率が通算で3.31と安定感もあった。 大学時代には数学を専攻し、オフには高校の数学教師を務める[10]。 詳細情報年度別投手成績
背番号
記録
脚注
関連項目外部リンク
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