ツラギ島座標: 南緯9度06分 東経160度09分 / 南緯9.100度 東経160.150度
ツラギ島(ツラギとう、英語: Tulagi)は、ソロモン諸島領の面積約2km2の島。フロリダ島の南に浮かぶ。島と同じ名前の町ツラギは中央州の州都となっている[1]。人口は1,431人(2019年国勢調査[2])。 1568年にスペインの探検家メンダーニャが発見したとされている。 1896年から1942年までソロモン諸島保護国の首都であり、現在は中央州の州都である。 第二次世界大戦太平洋戦争中の1942年5月3日に日本軍が占領した。翌日の5月4日にアメリカ軍空母ヨークタウンの攻撃を受ける。8月7日、アメリカ軍が上陸し占領した。 島周辺には、日本海軍の駆逐艦・菊月(フロリダ島)をはじめ、第二次世界大戦中に沈没した船や航空機が存在し、スキューバダイビングが行われている[3]。 中国企業による賃借2019年9月、中央州と中華人民共和国の国営企業である中国森田企業集団との間で島全体の賃貸契約が結ばれた。この契約のタイミングは、ソロモン諸島が台湾と断交して中国との国交樹立した時期に近かったため、中国による海洋進出の拠点化につながるものとして注目を集めたが、同年10月25日までに法務長官が契約が違法であり破棄せねばならないとする声明を出している[4]。 脚注
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