ダスティン・メイ
ダスティン・ジェイク・メイ(Dustin Jake May, 英語発音: [ˈdʌstɪn d͡ʒeɪk meɪ][1], 1997年9月6日 - )は、 アメリカ合衆国テキサス州ジャスティン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。 経歴2016年のMLBドラフト3巡目(全体101位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され[2]、プロ入り。なお、契約しない場合はテキサス工科大学へ進学の予定であった[3]。契約後、ドジャース傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビュー。10試合(先発6試合)に登板して0勝1敗1セーブ、防御率3.86、34奪三振を記録した。 2017年はA級グレートレイクス・ルーンズとA+級ランチョクカモンガ・クエークスでプレーし、2球団合計で25試合(先発24試合)に登板して9勝6敗、防御率3.63、128奪三振を記録した。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、ドジャースの組織内で11位にランクインした[4]。シーズンではA+級ランチョクカモンガとAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、17試合に先発登板して7勝3敗、防御率3.29、94奪三振を記録した。 2019年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングで全体69位・チーム3位にランクインした[5]。開幕はAA級タルサで迎え、6月27日にAAA級オクラホマシティ・ドジャースに昇格。8月2日にメジャー昇格。同日行われたサンディエゴ・パドレス戦で先発しメジャーデビュー。この試合では5.2回を投げて4失点で、敗戦投手となった[6]。14登板2勝3敗4ホールド、防御率3.63をマークした。 2020年7月23日のサンフランシスコ・ジャイアンツとのシーズン開幕戦では、本来先発予定であったクレイトン・カーショウが故障者リストに入ったため、代役としてメイが開幕投手に抜擢された[7]。ドジャースで新人扱いの投手が開幕投手を務めるのは1981年のフェルナンド・バレンズエラ以来39年ぶり2人目。この試合では5回途中1失点と好投し、勝利に貢献した。初回には99mph(約159km/h)のシンキング・ファストボール(シンカー)を投じ注目を寄せ、「今までで1番気持ち悪い球だ」「これを打つのは不可能だ」などと現地ファンを驚かせた[8]。 2021年5月3日に右肘のトミー・ジョン手術を受けることが報じられ、残りシーズンを全休する見込みとなった[9]。 2022年8月20日に故障者リストから復帰し、6試合に先発し、2勝3敗の成績を記録した[10]。 2023年は、9試合に先発し、4勝1敗の成績を記録していたが、5月18日に右前腕の痛みのために故障者リストに入ったが、リパビリ中に右屈筋腱の修復手術を受け、そのままシーズン終了を迎えた[11]。 2024年は,シーズン中の7月に食道の手術を受け、同年は登板がなかった。11月22日、1年213万5000ドル(3億3000万円)で来季契約に合意した[11]。 投球スタイル
シンキング・ファストボール(シンカー)と呼ばれるツーシーム系の球種を主体としており、変化球ではカーブとカッターを投げる。 最速101.5mph[13](約163.3km/h)のシンキング・ファストボールを武器に打者を翻弄する。米野球アナリストのロブ・フリードマンは「エグいシンカー 100点満点」と絶賛した[14]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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