セイリーン郡 (ミズーリ州)
セイリーン郡(英: Saline County)は、アメリカ合衆国ミズーリ州の中央部北西、ミズーリ川の南岸に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は23,370人であり、2000年の23,756人から1.6%減少した[1]。郡庁所在地はマーシャル市(人口13,065人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。セイリーン郡は1820年11月25日に組織化され、郡名は地域にある塩分を含んだ泉に因んで名付けられた。 歴史セイリーン郡1820年11月25日に組織化され、郡名は地域で発見された岩塩鉱山に因んで名付けられた。この地域は昔からミズーリ族インディアンの居住地だったが、その後居留地に移転させられた。 地域には主にケンタッキー州、テネシー州、バージニア州といったアップランドサウスと呼ばれる地域から移住してきた開拓者が入った。直ぐにテネシー州中部やケンタッキー州で栽培していた麻やタバコの栽培を始めた。南部の文化や伝統を持ち込んだのでリトル・ディキシーと呼ばれるようになった。南北戦争が始まったときに郡人口の3分の1はアフリカ系アメリカ人であり、その大半は労働集約型のタバコ・プランテーションで働く奴隷労働者だった。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は764.59平方マイル (1,980.3 km2)であり、このうち陸地755.55平方マイル (1,956.9 km2)、水域は9.04平方マイル (23.4 km2)で水域率は1.18%である[3]。 主要高規格道路隣接する郡
国立保護地域
人口動態
都市と町
教育郡内の高等教育機関としては、マーシャル市に、私立4年制長老派教会の大学であるミズーリバレー・カレッジがある[4]。 政治地方セイリーン郡の地方レベルでは民主党が大半の政治を支配しており、郡の選挙で選ばれる役職は4人を除いて独占している。 国政
2008年大統領予備選挙2008年の大統領予備選挙で、セイリーン郡は共和党のジョン・マケインと民主党のヒラリー・クリントンを選んだ。民主党の予備選挙ではヒラリー・クリントンが1位となり、さらに共和党予備選挙で各候補に投じられた総投票数よりも多かった。 脚注
外部リンク
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