スペインのユーロビジョン・ソング・コンテスト
スペインのユーロビジョン・ソング・コンテストでは、スペインにおけるユーロビジョン・ソング・コンテストについて述べる。 歴史スペインは1961年大会で初めてユーロビジョン・ソング・コンテストに参加し、9位に終わった。1999年以降、スペインはフランス、ドイツ、イギリスとともに「ビッグ4(2011年以降はイタリアの復帰により「ビッグ5」となった)」の1国として、準決勝に参加せずに決勝への進出が認められている。これは、これらの国々が欧州放送連合の最大の資金拠出国であることによる。 2019年までの間に、スペインは2回の優勝を経験している。初めての優勝はマシエル(Massiel)が「La, la, la」を歌った1968年大会である。2回目はサロメ(Salomé)が「Vivo Cantando」を歌った1969年大会であり、このときはイギリスのルル(Lulu)の「Boom Bang-a-Bang」、フランスのフリーダ・ボッカラ(Frida Boccara)の「Un jour, un enfant」、オランダのレニー・クール(Lennie Kuhr)の「De troubadour」も共に同率で1位となった。スペインが大会を主催したのは過去に1969年の1回のみである。1969年は優勝者が複数でたため、1970年大会はオランダによって主催された。 ユーロビジョンの50周年記念イベント「Congratulations」において、スペインからの1973年の参加曲、モセダーデス(Mocedades)の「Eres Tu」がエントリーされた。このエントリーはヨーロッパ各国からのオンライン投票によって、ベスト14のうちの1曲に選ばれた。 国内選考1977年から1999年まで、スペインからのエントリーはテレビシオン・エスパニョーラ(TVE)の内部選考によって選ばれていた。それ以前は、1971年の「Pasaporte a Dublín」(ダブリンへのパスポート)などの国内大会と内部選考が交互に行われた。2000年と2001年、TVEは「Eurocanción」(ユーロソング)と呼ばれる国内大会を開催し、スペイン代表はこれを通じてが選出された。2002年から2004年まで、リアリティ番組でスペイン版のスター・アカデミーである「Operación Triunfo」が国内選考の役目を果たしたが、その後TVEは同番組の新シーズンの開催・放映はしないことを決定した。2005年、国内大会の「Eurovisión 2005: Elige nuestra canción」が開催され、レコード・レーベルからTVEにエントリーされた楽曲から視聴者投票によって選び出した。しかし、この方法で選出された2005年のユーロビジョン本選での結果は不調であったため、2006年には1999年以降で初めて、内部選考によって代表者が決定されたが、やはり結果はふるわなかった。2007年、スペインの参加曲は「Misión Eurovisión 2007」によって選出されたものの、やはり本選では不調であった。 2008年、TVEは国内大会「Salvemos Eurovisión」を通じて代表者を選出することを決定した。ソーシャル・ネットワーキング・サービスのMySpaceもこの過程に加わっており、設置されたウェブ・サイトを通じて誰もが曲をアップロードできる仕組みになっていた。寄せられた楽曲のうち、オンライン投票あるいは審査員によって選ばれたものは、テレビ放送される国内大会の決勝戦に加えられる。ユーロビジョン本選では若干、結果は向上したが大きなものではなかった。2009年は国内大会「Eurovisión 2009: El retorno」によって大会参加曲が選ばれ、再びMySpaceもこの過程に加わった[1] [2]。 参加者
投票履歴スペインから得点が送られた国々
スペインに得点を送った国々
主催
脚注注釈
出典
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