シルバーブリーズ
シルバーブリーズ(Silver Breeze)は、川崎近海汽船が運航しているフェリー。 概要「べにりあ」の代替船として、2021年6月16日に就航[3][1]。べにりあと同様に津軽海峡フェリーから用船して運航。船名は航路愛称として共通する「シルバー」に「心地の良いそよ風」をイメージした「ブリーズ」を組み合わせた形とした[3]。胴体の側面には緑色と黄緑色のラインが引かれたが、べにりあと異なり上に二分割された緑と下に黄緑色とした。 設計船型は用船元の津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」型の準同型船となっている。車両積載数は「べにりあ」と比較しトラックは3台増の70台・乗用車は16台増の30台分に拡張された[5]。 船内船内は緑と木のテイストを基調とした形とし[3]、プライバシー重視の乗客の増加を反映し個室化に重点を置き[5]、シルバーフェリーでは初めてドッグラン付きのペット同伴可能な1等室を設けたほか[3]、べにりあに無かった特等室や[1]、全個室のドライバーズルームを設けた[3]。また2等寝台A個室やペット同伴室の数はシルバーフェリーで最多となっている[4]。
船室
事故2024年7月2日午前1時20分ごろ、前日午後5時半に八戸港を出港し苫小牧港に向かっていたシルバーブリーズが、苫小牧港入口の消波ブロックに乗り上げ座礁する事故が起きた。この事故による怪我人はいなかったものの、本船は一時自力航行が不能となり、同日午前11時40分ごろに満潮を待ってタグボート4隻に曳航され離岸し、午後0時45分ごろに苫小牧港に入港した(予定より11時間以上遅れ)[7]。本船は船首部分が損傷したため、7月28日まで欠航して修理を行い、7月29日八戸発の便から運航に復帰した[8]。 脚注
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