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ギューゲース

ギューゲース古希: Γύγης, Gȳgēs[1][2][3][4][5])あるいはギュエース古希: Γύης, Gyēs[6])は、ギリシア神話巨人である。天空神ウーラノス大地母神ガイアの息子で、百の腕と50の頭を持つ異形の巨人ヘカトンケイルの1人。ブリアレオースコットスと兄弟[7][6]。ギューゲースとは「多くの手足を持つ者」の意[8]長母音を省略してギュゲスギュエスとも表記される。

ヘカトンケイルはキュクロープスとともにウーラノスによってガイアの腹の中に閉じ込められたが[9][10]ティーターノマキアーの際にゼウスによって解放されると[11]、ゼウスの参戦要請に快く応じ、ティーターン族と戦った[12]。戦争が終わると彼らはタルタロスに赴き、敗れたティーターン族の見張りを務めた[13]。またギューゲースとコットスはオーケアノスの上に館を建てて住んだともいわれる[14]

脚注

  1. ^ ヘーシオドス、149行。
  2. ^ ヘーシオドス、618行。
  3. ^ ヘーシオドス、713行。
  4. ^ ヘーシオドス、743行。
  5. ^ ヘーシオドス、815行。
  6. ^ a b アポロドーロス、1巻1・1。
  7. ^ ヘーシオドス、147行-149行。
  8. ^ カール・ケレーニイ邦訳、p.8。
  9. ^ ヘーシオドス、150行-158行。
  10. ^ ヘーシオドス、617行-623行。
  11. ^ ヘーシオドス、624行-628行以下。
  12. ^ ヘーシオドス、639行-720行以下。
  13. ^ ヘーシオドス、734行-735行。
  14. ^ ヘーシオドス、815行-816行。

参考文献

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