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キクザキイチゲ

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ(菊咲一華、学名:Anemone pseudoaltaica H.Hara )、大日ヶ岳(岐阜県郡上市)にて、2014年4月15日
大日ヶ岳岐阜県郡上市、2014年4月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : モクレン亜綱 Magnoliidae
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: イチリンソウ属 Anemone
: キクザキイチゲ A. pseudoaltaica
学名
Anemone pseudoaltaica H.Hara[1]
和名
キクザキイチゲ

キクザキイチゲ(菊咲一華、学名Anemone pseudoaltaica H.Hara[1])は、キンポウゲ科イチリンソウ属多年草キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)とも呼ばれる[2]

特徴

北海道本州近畿地方以北に分布し、落葉広葉樹林の林床などに生育する。高さ10-30 cm。花期は3-5月で、白色~紫色の花弁状の萼片を持つを一輪つける。花弁はない。キクに似た花を一輪つけることからこの名がついた。

春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。

山梨県など複数の都道府県で、レッドリストの絶滅危惧I類や絶滅危惧II類などの指定を受けている[3]

近縁種

  • アズマイチゲ(東一華、学名:Anemone raddeana) - 葉がアズマイチゲより深く切れ込んでいる点で区別ができる。
  • ユキワリイチゲ(雪割一華、学名:Anemone keiskeana

画像

脚注

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “キクザキイチゲ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2015年7月18日閲覧。
  2. ^ 金丸(2001)、45頁
  3. ^ 日本のレッドデータ検索システム(キクザキイチゲ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2015年7月18日閲覧。

参考文献

  • 金丸勝実『鈴鹿・伊吹山』山と溪谷社〈花の山旅〉、2001年6月。ISBN 4635014134 

関連項目

外部リンク

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