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カールハインツ・ベーム

カールハインツ・ベーム
Karlheinz Böhm
カールハインツ・ベーム Karlheinz Böhm
2008年撮影
別名義 カール・ベーム
生年月日 (1928-03-16) 1928年3月16日
没年月日 (2014-05-29) 2014年5月29日(86歳没)
出生地 ダルムシュタット
国籍 ドイツの旗 ドイツ
ジャンル  俳優
著名な家族カール・ベーム指揮者
カタリナ・ベーム女優
主な作品
プリンセス・シシー
『未完成交響楽』
『血を吸うカメラ』
『ベートーヴェン/気骨の楽聖』
『不思議な世界の物語』
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カールハインツ・ベームKarlheinz Böhm, 1928年3月16日 - 2014年5月29日[1][2])は、ヘッセン州ダルムシュタット生まれのオーストリア俳優。日本では他にカール・ハインツ・ベームカール=ハインツ・ベームカール・ベームの表記もある。

来歴

父は名指揮者のカール・ベーム、母はオペラ歌手。映画監督を志しカール・ハートル監督に師事したが、俳優に転向した。それからは旧西ドイツ映画をはじめ、ハリウッド映画、フランス映画イギリス映画アメリカのテレビドラマに出演し、国際的に活躍した。

プリンセス・シシー』3部作(1955年~57年)ではロミー・シュナイダー扮するシシー(エリザベート)の夫フランツ・ヨーゼフ1世を演じ、映画の大ヒットと共に一躍脚光を浴びた。 この作品は現在でもドイツではDVD化され、人気の高い作品である。その後も、1959年の『未完成交響楽』では報われない恋に苦悩するシューベルトを、1960年の『血を吸うカメラ』では幼少期の父親による心理実験の犠牲になった主人公の青年、1961年の『ベートーヴェン/気骨の楽聖』ではベートーヴェン、1962年の『不思議な世界の物語』ではグリム兄弟の兄ヤーコプなど様々な役を演じている。なお、シューベルトとベートーヴェンは父カール・ベームの指揮者としての中心的なレパートリーでもあった。

父親の指揮したプロコフィエフ作曲「ピーターと狼」(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)ではドイツ語英語のナレーターを担当している。なお、ドイツ語のテキストはクラウス・グロイナーによって自由に脚色されたもの。

1963年の『Du rififi à Tokyo』(日本未公開。ジャック・ドレー監督)では岸惠子E・H・エリック(クレジットでは岡田英次となっている。理由は不明)らと共演。そして、この映画の撮影のため来日。スタジオでの撮影のほか、東京都内(御茶ノ水歌舞伎町銀座第一生命ビル新宿コマ劇場など)や三浦半島でロケが行われた。

1970年代に入ってからは『自由の代償』などライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品に複数出演した。

1981年、「Menschen für Menschen」を設立し、アフリカ救済活動に取り組んだ。

娘のカタリナ・ベーム英語版ドイツ語版も女優として活躍している。

2001年、ドイツ連邦共和国功労勲章を受章(大功労十字星章)。

2008年、第58回ベルリン国際映画祭で特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ賞)(Berlinale Kamera)を受賞。

2014年ザルツブルク近郊のグレーディヒドイツ語版英語版にて死去[1]

主な出演作品

脚注

  1. ^ a b Schauspieler Karlheinz Böhm gestorben. - Kurier 2014年5月30日付。(ドイツ語)
  2. ^ カールハインツ・ベーム死す その数奇な人生 おかるとぶろぐ 2014年5月31日
  3. ^ 今まで「プリンセス・シシー3部作」で日本で上映されたのは1作目の「プリンセス・シシー」のみで、2作目であるこの作品は日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK BSで3部作を一挙放映。
  4. ^ 1.と同じく、「プリンセス・シシー3部作」の3作目であるこの作品も日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK BSで3部作を一挙放映。
  5. ^ 2010年9月11日24日、『未完成交響曲~シューベルトの恋~』の題名で東京都写真美術館ホールでリバイバル上映。公式ページ

外部リンク

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