エフエム豊橋
株式会社エフエム豊橋(エフエムとよはし)は、愛知県豊橋市にあるコミュニティ放送局。愛称はやしの実FM。コールサインはJOZZ6AA-FM。 概要
送信所・中継局
沿革
特色主な特徴コミュニティ放送局としては中部地方初の開局で、全国でも3番目の開局となる。豊橋市内の催し会場を中心に、年40回以上の公開生放送を行っている。「災害時の緊急放送に有効」などの理由で、豊橋市から年間約2000万円弱の放送委託料を受け取っている。 開局当初の愛称は恐竜の町にちなんで、恐竜の総称・ディノザウルスから「FM-DINO」を用いていた。その後、1996年6月には、周波数84.3MHzや島崎藤村の同名の詩からとった「やしの実」を愛称としたが、局名としては「エフエム豊橋」を多用するなど積極的には使用されなかった。2018年11月には、開局25周年に合わせて局名を「やしの実FM」に変更した。この愛称は、一部の番組や番組表のタイトルにも用いている。 番組情報を掲載した広報フリーペーパー『84.3(やしのみ)PRESS』を年に4回発行している。エフエム豊橋のほか、豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市内の主要店舗にて入手可能。送料希望者負担による郵送も行っている。また、公開放送開催時などに配布する場合もある。 編成など地域情報を中心としたワイド番組を1日3本程度、月曜から金曜まで編成し、リスナー参加型の番組制作を行っている。自社製作放送も多く、平日は6:30から21:00、土曜は8:00から22:00、24:00から27:00、日曜は、不規則ながら10:00から20:00まで行われる。それ以外の時間帯ではミュージックバード配給番組を主に放送する。特別番組については、番組表に掲載されているもの以外にも、急遽追加される場合がある。正月三が日中は正月特別番組を除き、ミュージックバード配給番組を終日放送する。 2014年、サテライトスタジオ「ココラスタジオ」がオープンし、本社スタジオの2か所で生放送をしている。2024年の時点では、基本的にココラスタジオでの放送が多くなっている。 生放送、録音番組のほかに、東三河で行われるイベント会場に特設スタジオを設け、会場から公開生放送が行われている。 原則24時間放送となるが、日曜はメンテナンスのため27:00をもって放送を終了する。放送開始を伝える音楽は島崎藤村の「やしの実」で、コールサインとともに毎日4:59に流される。放送終了を伝える音楽はミュージックバード配給のものをそのまま放送する。日によって異なるが、放送終了後もギターなどによる落ち着きのある音楽が最短10分、最長で1時間前後配信されることがある。この音楽は放送事故の発生時にも流されることがある。 コマーシャルは1時間番組あたり約1、2分。コーナーごとのスポンサーが無い場合は定時の1分前にのみ挿入する。21:00から6:00の番組では主に防災ファイルやコールサインを流し、スポンサーCMはほとんど流さない。番組によっては放送中の番組そのもののCMが放送時間内で流される一方、一切CMを流さずに放送されるものもある。 交通情報は日本道路交通情報センター(JARTIC)提供のものを流している。 近隣局との関係近隣の三遠南信地方の浜松市の浜松エフエム放送や飯田市の飯田エフエム放送との交流が盛んで、3局のパーソナリティやスタッフが共同で公開生放送を実施することがある。『もっと!三遠南信情報局』はこの3局による共同製作番組である。なお、この番組を製作する以前から浜松エフエム放送と協力関係を築いており、合同ネット番組『HEATPOP NAVI』や合同公開生放送『ハロー!やしの実!! レイクサイドウェーブ in 浜名湖パルパル』を放送していた。 三遠南信のコミュニティ局の他、愛知県内や近隣県の他のコミュニティ局とも良好な関係を保っている。2017年1月から[3]は、エフエムキャッチ(刈谷市)、エフエムとよた(豊田市)、メディアスエフエム(東海市)、にしおわりエフエム(海部地域)、CTY-FM(四日市市)と共にWANGAN RECORD PROJECTを開始し、合同ネット番組『WANGAN MUSIC』を放送していた。加えて、2018年4月からはエフエム岡崎(岡崎市)でも放送[4]されていた。なお、この番組は2020年5月末を以て終了した。 2019年8月4日に浜松エフエム放送との合同公開生放送『開局25周年記念特番~やしの実にハロー♪やらまいかで~!ええじゃないか!!』を、浜松フルーツパークのHaro!サテライトスタジオから放送したほか、同年10月6日にはエフエム岡崎と合同公開生放送『ふりむけば東三河』をイオン岡崎南店から放送した。 一方で、本局開局前に愛知県豊橋地方向けのローカル番組を製作していたCBCラジオや東海ラジオの豊橋支局は、本局開局を機にローカル番組の制作を終了している。 主な番組2024年4月現在の自社製作番組のみを挙げる[5]。自社製作番組以外の時間は「MUSIC BIRD for Community FM」をサイマル放送する。これらの他に、公開生放送形式の特別番組が放送されることもある。 平日
土曜日
日曜日
パーソナリティ括弧内の各担当番組は2024年4月現在のもの[6]。
脚注
関連項目外部リンク |