エフエムむさしの
エフエムむさしの(FM Musashino Co,Ltd.、呼称 むさしのFM)は、総務省から免許を受け、東京都武蔵野市に本社を置き、武蔵野市・三鷹市近辺を放送エリアとするコミュニティ放送局である。 コミュニティFM放送局としては東京都内で最初に開局した。 特徴1995年(平成7年)3月28日、東京都で初のコミュニティ放送局として開局。武蔵野市、武蔵野商工会議所、武蔵野市の民間企業など36法人の出資による第三セクター放送局。2001年(平成13年)5月、本社を現在の武蔵野商工会館3階に移転。エフエム東京(TOKYO FM)とも資本関係にある。 武蔵野市随一の商業地区吉祥寺を拠点に、武蔵野・三鷹両市の地域に根ざしたグローバルな情報を中心に、地元で活躍する文化人のインタビューや、良質でコアな音楽番組などを放送するほか、武蔵野市議会の定例議会の中継も放送する。その他、サッカーJFL所属の地元東京武蔵野シティFCの試合(武蔵野市立武蔵野陸上競技場)をはじめとする武蔵野市内スポーツ中継や、毎年4月の「武蔵野桜まつり」など同市内で行われるイベントの実況生中継もする。もちろん緊急災害時には、災害情報を放送する。 毎日、午前8:00から夜まで番組(うち12時間は生放送中心)を編成している。 て 聴取している年齢層は30代後半〜50代以上が主で、地域情報やジャズ・フュージョン系の番組が多いが、時間帯によっては10代 - 30代前半の若年層に向けた番組も編成されている。 パーソナリティは主にフリーアナウンサーや地元で活躍するミュージシャンなどを起用しているが、近年では有名タレント・アーティストが出演する番組も放送している。 開局当初から自主制作番組を中心とした編成だったが、近年では多摩地域の各コミュニティFM局と連携して番組の共同制作や企画ネットも積極的に行っている。また、一部番組にてポッドキャスティングによる展開も行っている。 1995年(平成7年)開局時から「Flying-egg.」(“空飛ぶたまご”の意)を使用していた。その後現在では使われなくなったものの、受信報告書を送るともらえるQSLカードには開局当初から数年ほど使われてきたFlying-Eggマークが使用されている。なお、QSLカードに使用している紙のデザイン部分はコーティングされており、滑らかな質感となっている。 2012年(平成24年)からは新たにマスコットキャラクターとして「どれみはっとくん」が登場し、タイムテーブル表紙などに使用されていたが、最近は使われなくなっている。 2019年(令和元年)10月より、むさしのFM専用のバッジ型ラジオが発売され、武蔵野市民防災協会(同市役所西棟1階)にて999円で販売されている[2]。 MUSIC BIRD制作の番組については、以前はジャズ・フュージョンのみが放送されていたが、2024年2月末に「SPACE DiVA」のサービスが終了したことに伴って、コミュニティ放送局向けの「MUSIC BIRD for COMMUNITY」へ切り替わり、一部の番組が当局でもネットされるようになった。 沿革
受信について
自社製作番組(2024年(令和6年)10月現在。詳細は PDF番組表 を参照。) 月 - 金曜日
土曜日
日曜日
ネット番組
終了した主な番組
ほか
ほか パーソナリティ過去
など スタジオ
その他、武蔵野・三鷹市内で行われるイベントにおいて放送用ブースを設け、公開生放送を行う。
むさしのFM市民の会むさしのFMでは1995年(平成7年)春の開局に合わせて、前年冬より市民から放送のためのボランティアを公募、多く採用してきた。しかし1996年(平成8年)秋に会社方針が変更、市民放送ボランティアが現場から一斉に引き揚げ、開局時から放送していた「むさしのフレッシュサラダ」「むさしの情報バイキング」などの番組が打ち切りとなる。ボランティア引き揚げ後、むさしのFMで情報募集を依頼され、1997年(平成9年)6月20日に、武蔵野市の公募により141名からなる情報ネットワークを結成、秋には市民の会協力番組「むさしのtoday」放送開始。そして翌1998年(平成10年)1月1日に「むさしのFM市民の会」が立ち上げられた。以後、年1回ペースで、市民の会主催による行事(市民講座、バス研修会など)を開催。現在は毎年1回ペースで「today勉強会」を開催し、災害訓練リポーターとして積極的に番組参加している。 武蔵野市観光機構エフエムむさしのの観光事業部門として、武蔵野市と地元観光事業団体の協力によって設立されたのが、一般社団法人武蔵野市観光機構(いっぱんしゃだんほうじん むさしのしかんこうきこう)。2010年(平成22年)7月に「武蔵野市観光推進機構」として創設、2013年(平成25年)7月1日に現在の名前に改称[14]。通称は「む〜観」。 地域経済の振興、地域の活性化、市民生活の向上を3つの柱とし、市と市外から訪れた観光客の交流を通し、地域経済を活性化させることが観光を推進する目的として活動を行っている[15]。 なお、同機構が協力する番組として、毎週土曜日に放送されている「む〜観ナビダイヤル」がある。 その他脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |