ウィリアム・キャッスル(William Castle, 本名: William Schloss Jr.、1914年4月24日 - 1977年5月31日)は、アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー。2014年、雑誌『ペースト』にて「15人の偉大なB級映画の監督」の1人に選ばれた[1]。
経歴
ニューヨークに生まれる[2]。ユダヤ系アメリカ人。
舞台の役者としてキャリアを開始し、1943年に長編映画監督デビューを果たす[2]。その後、低予算映画を数多く手がけた[2]。スリラー映画やホラー映画への熱狂が高まっていた1950年代後半には、ショック死保険、上映中の映画館に光る骸骨を出現させるなど様々な宣伝キャンペーンを考案したことにより、映画プロデューサーとして成功を収める[2]。1968年、ロマン・ポランスキー監督の『ローズマリーの赤ちゃん』を製作する[3]。
1977年5月31日、カリフォルニア州ビヴァリー・ヒルズにて死去[2]。63歳没[4]。
フィルモグラフィー
映画
- ラスティの伝令 The Return of Rusty (1946年) - 監督
- 消えた黄金 Cave of Outlaws (1951年) - 監督
- タイコンデロガの砦 Fort Ti (1953年) - 監督
- 辺境の掠奪者 The Americano (1955年) - 監督
- 地獄へつゞく部屋 House on Haunted Hill (1959年) - 監督・製作
- ティングラー 背すじに潜む恐怖 The Tingler (1959年) - 監督・製作
- 13ゴースト 13 Ghosts (1960年) - 監督・製作
- 第三の犯罪 Homicidal (1961年) - 監督・製作
- 戦慄の殺人屋敷 The Old Dark House (1963年) - 監督・製作
- 血だらけの惨劇 Strait-Jacket (1964年) - 監督・製作
- ナイト・ウォーカー 夜歩く者 The Night Walker (1964年) - 監督・製作
- 幽霊たちの饗宴 The Spirit Is Willing (1967年) - 監督・製作
- 間抜けなマフィア The Busy Body (1967年) - 監督・製作
- ローズマリーの赤ちゃん Rosemary's Baby (1968年) - 製作
- 危機一髪! 西半球最後の日 Project X (1968年) - 監督・製作
- 暴動 Riot (1969年) - 製作
- 燃える昆虫軍団 Bug (1975年) - 脚本・製作
テレビ映画
- セックス・シンボル The Sex Symbol (1974年) - 出演
テレビドラマ
- カメラマン・コバック Man with a Camera (1958年) - 監督
- 真夜中の恐怖 Ghost Story (1972年 - 1973年) - 製作
脚注
関連文献
外部リンク