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この項目では、キリル文字のЅについて説明しています。
- ラテン文字については「S」をご覧ください。
- アルメニア文字については「Տ」をご覧ください。
- グルジア文字のႽについては「ჭ」をご覧ください。
- /z/の音を表すキリル文字については「З」をご覧ください。
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Ѕ, ѕ は、キリル文字のひとつ。マケドニア語で使われる文字である。かつてはロシア語、ルーマニア語、セルビア語でも用いられていた。
由来
ギリシア文字の Ϛ, ϛ(スティグマ)からの由来と考えられている。対応するグラゴル文字は Ⰷ(ʒelo セロ)である。
呼称
音素
/dz/ を表す。
アルファベット上の位置
マケドニア語の第10字母である。
Ѕに関わる諸事項
- ロシア語では Ѕ で表していた音が З と同じ /z/ に変化したため、1708年に З に統合された。ただし、З を Ѕ に統合すべしとの意見もあり、最終的に З に統合されるまでにはやや紆余曲折があった。
- ルーマニア語では19世紀半ばに文字自体がラテン文字に切り替えられ、用いられなくなった。モルドバ語でのキリル正書法でも用いられていない。
- セルビア語では19世紀半ばまで用いられていた。
- マケドニア語のアルファベットに加えられたのは1944年である。
- マケドニア語以外のキリル文字を使うスラヴ語にも /dz/ の音は存在しており(ただしロシア語では前述のとおり、固有語の /dz/ は /z/ に吸収されており、外来語にのみ現れる)、それらの言語では Ѕ の代わりに「ДЗ」が用いられる。特にベラルーシ語では「ДЗ」がしばしばひとつの文字のように扱われる。
- ラテン文字の S と同形。
符号位置
大文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
小文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
備考
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Ѕ
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U+0405
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‐
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Ѕ
Ѕ
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ѕ
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U+0455
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‐
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ѕ
ѕ
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