中山大学
中山大学(ちゅうざんだいがく、拼音: 、英語: Sun Yat-sen University)は、広東省広州市、珠海市、および深圳市に所在し、中華人民共和国国務院教育部が直轄する副部級大学である。1924年(民国13年)に創立された。大学の略称は中大(ちゅうだい)または SYSU。複数の国家重点実験室もある。985工程、211工程、双一流の成員校に指定された国家重点大学の一つである。中国南部随一の名門大学として「華南第一学府」とも称される。 概要大学全体大学名は孫文の中国革命への貢献に対して敬意を払い、その号である中山を冠して命名された。英名のSun Yat-sen Universityは、孫文が名乗った別の号「孫逸仙」の広東語読みに由来する。 教育部直属の双一流、985工程、211工程国家重点大学であり、60以上の学院と系を有する中国屈指の総合大学である。最新の教育部学科評価では、経営学と生態学が国内1位の評価を受けており[1]、哲学、数学、化学、生命科学、生態学、材料科学・工学、電子科学・技術、基礎医学、臨床医学、薬学、経営学の11学科が、教育部の選定する双一流において「世界一流学科」の指定を受けている[2]。 高品質な研究論文の出版実績に基づいてSpringer Natureが発表するNature Indexでは、世界大学ランキング8位(中国国内で7位)[3]、世界研究機関ランキング11位(中国国内で9位)である[4]。 大学評価の世界的指標であるARWUによる「世界大学学術ランキング 2023」では、73位である(中国大陸で第7位)[5]。 キャンパス総面積は9.38平方キロメートル。広州南キャンパスは1.17平方キロメートル、北キャンパスは0.39平方キロメートル、東キャンパスは1.13平方キロメートル。珠海キャンパスは3.48平方キロメートル。深圳キャンパスは3.21平方キロメートル。 校訓1923年11月11日国立広東大学開校式典で孫文が揮毫した「博学、審問、慎思、明辨、篤行」を校訓とする。 歴史概要学校の主体
私立嶺南大学(1888年 - 1952年)アメリカのキリスト教長老会によって1888年(清光緒13年)に設立されたミッション系の大学。文学部、理工学部、医学部、農学部、商学部、理科研究所、社会科学研究所によって構成されていた。
中山医科大学(1866年 - 2001年)2001年に合併した中山医科大学の前身は1866年(清同治5年)に設立された博済医学堂。 博済医学堂(1866年 - 1953年)
広東公医医学専門学校(1909年 - 1953年)
広東光華医学社(1908年 - 1953年)
中山医科大学(1953年 - 2001年)
組織学部63の学院と系がある[6]。「学院」も「系」も日本の大学の学部にほぼ相当する。中山大学は、学院や系に相当する各単科大学の集合体として運営がなされているためである。 広州キャンパス
珠海キャンパス
深圳キャンパス
国家重点実験室大学は複数の国家重点実験室を持っている。
国家級シンクタンク
付属病院
教員2018年現在、教・職員17143人。(2018.09.30)
学生2018年現在、全日制の学生数は5万余人。(2018.09.30)
学科ランキング「中華人民共和国教育部学科評価」において、教育・研究がA-以上の高い評価を受けた学科は以下の通りである[7]。これらの学科の入学難度も極めて高くなっている。
著名人教師卒業生軍政界
学界
対外関係
脚注
外部リンク
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