ワルシャワ労働歌(ワルシャワろうどうか、ポーランド語: Warszawianka)は、労働歌、革命歌のひとつ。
詞はポーランドの運動家であるWacław Święcickiによって1880年頃執筆されたもので、ロシア第一革命(1905年 - 1907年)の時、ロシア統治下のポーランドで起こった騒乱の際に同国で広く歌われるようになり、共産主義運動の労働歌としてロシア語やドイツ語など様々な言語に翻訳された。
原題の“Warszawianka“は「ワルシャワ市民」を指す言葉で、ポーランドでは11月蜂起の歌である『Warszawianka 1831 roku』と区別してこの歌を『Warszawianka 1905 (roku)』と呼ぶことがある。
日本語版の訳詞は1927年に鹿地亘によってつけられた。日本では「ワルシャワ労働者の歌」[1]や「ワルシャワの労働歌」[2]、原題の英語読み「ワルシャウィアンカ」[1]などとも呼ばれる。
ポーランド語歌詞
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ポーランド語原詞
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日本語訳
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1
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Śmiało podnieśmy sztandar nasz w górę,
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勇ましく我らの旗を掲げよ、
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Choć burza wrogich żywiołów wyje,
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敵の嵐が吹き荒れようとも、
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Choć nas dziś gnębią siły ponure,
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我らをいま邪悪な力が抑圧しようとも、
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Chociaż niepewne jutro niczyje.
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我らの明日が不確実であろうとも。
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O, bo to sztandar całej ludzkości,
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嗚呼、これは全人類の旗なのだ、
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To hasło święte, pieśń zmartwychwstania,
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神聖なる声、革命の歌、
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To tryumf pracy, sprawiedliwości,
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労働者と正義の大勝利なのだ、
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To zorza wszystkich ludów zbratania!
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兄弟たる全人類の夜明けなのだ!
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Naprzód Warszawo!
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ワルシャワへ前進だ!
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Na walkę krwawą, Świętą a prawą!
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神聖で正義ある流血の戦いだ!
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Marsz, marsz, Warszawo!
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進め、進め、ワルシャワへ!
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日本語歌詞
暴虐の雲 光を覆い
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敵の嵐は 荒れ狂う
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怯まず進め 我等が友よ
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敵の鉄鎖を 打ち砕け
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自由の火柱 輝かしく
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頭上高く 燃え立ちぬ
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今や最後の 闘いに
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勝利の旗は ひらめかん
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起て同胞よ ゆけ闘いに
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聖なる血に まみれよ
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砦の上に 我等の世界
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築き固めよ 勇ましく
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脚注
関連項目
ポーランド語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。