Stand Alone
「Stand Alone」(スタンド アローン)は2009年から2011年にかけてNHK総合テレビで放送されたテレビドラマの特別番組『坂の上の雲』の主題歌で、小山薫堂作詞、久石譲作曲によるオリジナル・サウンドトラック。 概要明治維新以降の日本が日露戦争で勝利するまでを描いた司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』をもとにしたドラマの主題歌として、近代化を遂げた明治時代の日本(および日本の軍人ら)が「凛として」立つ様を表現した意味合いの楽曲として仕上げられており[1]、混迷期の日本に希望を与える楽曲として、大規模災害等の復興を支援する曲として歌われたり、タイトル、歌詞の意味合いから人生の旅立ちや再出発を応援する曲、卒業ソング(合唱曲)としても親しまれている[2][3]。 解説ドラマは2009年11月29日から2011年12月25日まで足掛け3年に渡り3部構成で放送され、オープニングテーマ、エンディングテーマとして使用された他、劇中のBGMとして随所に使用された。オープニングではナレーションのBGMとして演奏のみのバージョンが、エンディングでは各部ごとにそれぞれヴォーカル入りのバージョンが使用され、第1部ではイギリスのソプラノ歌手サラ・ブライトマン(SARAH BRIGHTMAN)が母音のみによる歌唱法ヴォカリーズ(vocalise)で、第2部は日本のソプラノ、オペラ歌手の森麻季が、第3部は歌手の麻衣がそれぞれ歌唱した。サラ・ブライトマンが日本語で歌うバージョンは、ドラマでは使用されず関連番組などで使われた[4]。 本作は、NHKがこれまでにないスケールを目指し総力を挙げて取り組んだドラマで、国際的世界的スケール、日本が明治へと変わっていく、それをアピールできる歌手を探した結果サラ・ブライトマンへのオファー(依頼)となった[5][6]。このときデモに日本語歌詞を吹き込んだのが久石の娘である麻衣で、第3部では麻衣が歌唱することとなった[7]。 なお、曲名は一般的に「Stand Alone」と表記されるが、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)登録の楽曲名(正題)は全角または半角英大文字で「STAND ALONE」となっており、歌唱や演奏のバージョンごとに複数の副題を付けて登録してあるため、作品利用に際しては注意が必要となる[注 1]。 サントラ盤収録バージョン
カバー
セルフカバー脚注注釈出典
参考
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